新生ヨーヨーフォーミュラ入荷!

中国のヨーヨーブランド、ヨーヨーフォーミュラが入荷しました。以前入荷していた時は別のブランドで働いていたので、副業的な意味合いが強く、ヨーヨーフォーミュラもたくさんある中の一つ、といった扱い(彼らの中で)だったのですが、昨年、会社化し、いくつかある中の事業の一つとしてヨーヨーフォーミュラも再スタートを切りました。共同設計者だったチャンツァーリンともブランドをそれぞれに分け、こちらはJason氏がオーナーとなる形になりました。

初めてF1をみたときのあー確かに誰もやってないかも&後続はないだろうなという天上天下唯我独尊感がこのブランドのキャラクターの一つだと思います。

OEMをメインビジネスにするという意味ではマジックヨーヨーやエンパイアと同じ業態なのですが、ヨーヨープレイヤーが立ち上げたCNC加工をメインとする会社という点が今までのOEM工場とは異なります。

オーナーのJason氏はヨーヨープレイヤーとしては有名ではないですが、ヨーヨー制作界隈では有名です。

業界デビューはYJのマーケティング担当としてスタートさせ、その後、キューブで有名なMOYUに移り、そこでも低単価ヨーヨーのラインナップを立ち上げています(五百円で買える4Aなど)。キューブのマーケティングに忙殺されヨーヨーがしたいんだ、ということで独立をしました。

業界の裏を知ってる、プレイヤーなので面白いものを利益よりも優先してしまうところがあるなど実際にあって話してると色々な裏話が聞けて楽しいのですが、それはここには書けないのでヨーヨーのラインナップでヨーヨーフォーミュラの不思議さを感じてもらえればと思います。

OEMブランドなのでそもそも値段が安いというのが最大の特徴です。また値段が安い機種に関しては割り切ってるので競技用ヨーヨーブランドとしてのクオリティーの追求はせず、トイヨーとして値段と品質のバランスを取っています。ここら辺の感覚はMOYU時代に培ったものだと思います。

またメイン市場が中国なのでアウディーのヨーヨーでヨーヨーを始めた人たちに次のステップとなるべく競技用ブランドまでの繋ぎとなるようなラインナップが多いのも特徴です。ヨーヨーの普及という観点はもちろんその”ギャップ”部分を目指して作っているブランド競合があまりなく市場規模も十分というビジネス的な観点もあります。

ケーワン / K1 2,000 
とっても普通。ちょっとワイドですが使いかってもよくカオス感は薄めです
ふわふわする4A。今後もこういう機種は出ないと思います。回転力ないですが軽量な分、スピードは半端なく出ます。トリック開発用にも。
直径小さいけどがっつり重いけれども外周寄りの重量配分ではないという不思議なコンセプト
POM機種がこの価格なら。しかも使いやすいです。
オーナーがどこかから掘り起こしてきた謎金型。
商品ページには書けないのといつか話題になるまで置いておこうと思いましたが、これCR○○Kです。恐らく。ちなみにY社の○○ダーの金型も一時期出回ってて欲しい?と聞かれたことあります。恐るべし中国。
オプションパーツがたくさんあってこの価格はお買い得です。ベアリング入れたりダブルダイスにしたり色々試してみてください。
いわゆる標準の中国産競技用ストリング。硬めでしっかりと糸も飛びます。
2,400 
All you need can carry in this!
ストリング収納付きのヨーヨーホルダー。これは目から鱗。あとは携帯と財布さえ持てば必要なものは揃うかも。
今回も社内の冷ややかな反応を押し切ってカオス感あるヨーヨーたちを入荷しています。やっぱり競技用の”戦える”機種じゃないと売れない、となるとこれらの外連味たっぷりの異形のものたちが上陸するチャンスが減っていきます。スピンギアとしてはヨーヨーの楽しさは集める、買うことも一つの楽しさとして今後とも皆様に提供していきたいと考えています。カオスコーナー継続のためにも共感いただける皆様のサポートをお願いいたします。