使いやすい=戦えるヨーヨーを真剣に追求した機種

中国ヨーヨー界のレジェンド、Kobe氏がヨーヨーデザインを再開して最初に生み出されたSPEから数年、パワーアップした機種が入荷してきました。

このあといろいろ書きますが、マーケティングとか販売したいとかそういうの抜きにして、使ってて気持ちいい、競技向け機種の傑作達なので秋葉原の店舗でサンプルをぜひ手にとって欲しいと思います。

ヨーヨーをよくわかってる人が経験に基づき図面を引いて、さらに試作を繰り返すというアタリマエのことを当たり前にできた結果が99%のブランドの一番の価値だと思います。

ヨーヨージャムの金リム時代のヨーヨーを愛し、888を使いこなしていたKobe氏のヨーヨーの設計は最大限外周にウエイトを寄せるけれどそれがために動かしにくくなったり、動きが重たくなってしまっては意味がないのでガッツリ回るけど警戒に動き回って回転力も落ちない、という理想的なフィーリングを追い求めて設計しています。

バイメタルのリムが他のブランドや機種に比べると厚みがあり、インパクトのあるデザインですが実際にふってみるとスピードが出るのでびっくりします。

ブランドに拘らず使いやすく、コストパフォーマンスのいいヨーヨーは?と言われたら2020年の最新機種の中からは全力でこれらの機種をおすすめします。

OGおかげさまで発売から数時間で完売いたしましたが2週間後に再入荷予定です!

ブレイクスルーOG(オリジナル)

前作、SPEよりもさらに約2g落とし込んでスピード重視、でも回転力は落とさず握って気持ちいいオーガニックデザイン。完璧な仕上がりを見せたと思った初期プロトでしたがラウンド形状はホリゾンタルの攻めたトリックをしたときに影響があるとわかりました。

テストプレイヤーからの弱点はあるけれどヨーヨーとしての完成度の高さを惜しむ声があり、少量のみの限定生産を敢行しました。

 

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ブレイクスルー 

 

OGと同じリムにボディをストレート形状にしたデザイン。数字上のスペックは同じですが、使ったときのフィーリングの違いを楽しめます。

 

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大会に出る、勝ちに行くならば全方位に穴のないブレイクスルー、オーガニックデザインでゆっくり遊びつつ、たまに本気を出す、というのであればOGがいいかと思います。

以前SPE入荷のときにも書いたのですが、66%と99%はまったく関連性はなく、お互い存在を知らずに同時期に命名していました。中国で一番親しくしていた友人がコンセプトは違えど似たブランドを立ち上げたのは面白かったです。

もっと裏話を書くとヘイメイカーのデザインをしたあとにKobeがデザインした機種がヘイメイカーXとして販売されたのものなにかの運命を感じる組み合わせでした。新旧ダンカンのヨーヨーデザイナーの不思議なつながりです。