C22:2022/2/22 on Sale! 50mm/37.5mm/65gのEDC狙いと思いきや新しい可能性を秘めた本気のフルチタン

>>販売ページはこちら<<

過去のレガシーの復刻が続くヨーヨー界ですが、それだけ歴史ができてきたとも言えます。あの頃欲しかったけど手に入れられなかったモノを復刻、や、あのときの技術ではできなかったプロジェクトを新しい解釈を加えて継続など各ブランド、ただの使い回しではないレガシーの活用が盛んです。

今回に関していえば、次の200年後(2222年)まで揃うことのない貴重な2の行列に合わせたヨーヨーの販売となるため、タイミングが大切なレガシーの復刻です。

ヨーヨーファクトリーはそういうところはきちんと抑えてくるブランドでコレクターたちからも支持される理由がわかります。

なんのことはない、Catch22というヨーヨーが2が並ぶこの日にフルチタンモデルとなって復刻します、ということです。

2008年に発売された(中野スピンギア時代のブログ)当時最も高いヨーヨーの1つでした。(5万円以上しました)。FHMGよりも高い価格設定で、市販されているヨーヨーでは一番高い、という話題性を取りに行った価格設定でした。

左(黒い方)が昔のC22、そして右がフルチタン製の新C22

オリジナルのC22はシルバーにペイントされたハブスタックがついていました。ハブスタックが廃されていますが形状はオリジナルを踏まえた形状です。写真から分かる通り、リムの重量配分はチタンに合わせて調整されています。

DAMAGEにも搭載されているDel-Ringが搭載されています。エッジまわりの摩擦を軽減する効果が期待できます。今回のC22が単なるコレクションモデルではなく、洗練されたチタンモデル市場でも通用する”使いやすさ”も考慮に入れた機種であることが伺えます。

スペック的にも直径50mmのアンダーサイズかつ、スリムな形状で当時同様、市場にあまりない隙間を突いたユニークなスペックになっています。重量があるのできちんとまわり、振っていても軽快に動くので、楽しくなる要素もあります。

プロ機材のケースとしても信頼性の高い、ペリカン社製のケースに入ったまるでスパイツールのようなヨーヨーケース。ロマンがあります。日常的によくあるアクシデントに巻き込まれて、脱出する途中に、空から海に落としても、ビルの非常階段の5階から落としてもヨーヨー自体にはにダメージはないんじゃないでしょうか?(検証は自己責任でお願いします)

時代の流れかケースもスマホなどがはいることを想定した縦長のタイプになりました。個人的にはパーツケースがなくなっているのが残念ですが、フタ側にスペースがあるのでストリングが収納できることや薄型のケースを用意すればハードウエアの携行も可能になります。またウレタンフォームは取り外し可能ですので自分でカスタマイズしてパーツケースを内蔵させることも可能です。メタルプレートの下に見えない状態で、インストールすることで、よりスパイグッズらしくなります。メタルパネルとウレタンフォームを壁に飾って、ケースは別の使いみち、ということもできます。

オリジナルの方も振り返ってみたいと思います。中野の店舗にも長い間展示してあったので見覚えのある方もいらっしゃるかと思います。

 

ケースだけでもいい値段する高級品です(アマゾンに同型あり

ストリングやパッドをソフトウエア、ベアリングや軸をハードウエアと表現しているのもツボをついてきます。メタルプレートさえ発注できれば自分でこのようなケースを作ることも可能ですね!いまならフルカラーで印刷したアクリルで切り抜くのも楽しそう!

 

ケースと値段に目を奪われがちですが、フラッグシップモデルとして設計とコンセプトも攻めています。

2008年の時点で、リムに重量を寄せたチタンリムのバイメタル。

当時では珍しいエッジがない攻めたローエッジのストレート形状で、コレクションモデルとしてだけではなく、使いやすさの面で気に入って使い込んでいたプレイヤーも一部にはいました。

マグネシウムのヨーヨーも中々ですが、当時、メタルヨーヨーがようやく立ち上がってきた頃にチタンリムのバイメタルは先進的な試みです。常にヨーヨー界のトレンドを牽引してきたブランドとして満を持してのキャッチ22の登場だと思います。

 

キャッチ22という映画が元ネタにネーミングされていて、ヨーヨーのコンセプトもストーリーにオマージュされ、チタンにはさまれていることと、ヨーヨー制作のディレンマがかかっていると読むのは深読みすぎるかもしれません。

チタンリム搭載なので当然、犬の散歩xアスファルトでスパークします。火花も見てみたいけど高いヨーヨーを傷つけるのも怖く、、、当時社員だったパトリックミッチェルは余裕でやってましたが。

その後に到来する、バイメタル時代の到来を予感していたかのような先進的な試みでもありました。

 


ケース比較(左がオリジナル、右が新C22)

・キャッチファミリー

C22にはモノメタル版のC13という機種も存在します(中野スピンギア時代のブログ記事)。C22の発売の翌年に販売されています。2色アルマイトによるバイメタルルックとなっています。いまのバイメタルルックほどは精度が出ておらず、筆でなぞったような線の迷いがリムの内側の見えにくいところにあります。黒い中心部分はノブカバーでハブスタックをつけることも可能です(ハブスタック付きは発売されず)。アルマイトのむらなど多かったのか、Bグレードでもいくつか変わった色のものが発売されていた記憶があります。

プレミアムコレクションの黒と金の箔押しの箱に入ったC13は歴代のヨーヨーファクトリーのカラーの中でもお気に入りの一つです。黒いアルマイト部分が波打っているのが見えるかと思います。

モノメタル→チタン化というのはよくあるのですが、ハイエンドモデルが先に販売されてそれの廉価版という形でおりてきたC22→C13は珍しいパターンです。またC22を語る時に忘れてはいけないのがファンダメンタルシリーズの1つ、フランティックです。

ファンダメタルは、DV888に始まり、Hectic,Frantic,Lunatic,Tacticなど低価格モノメタルの様々な形状追求をしていたシリーズの一つです。C13ほどはC22に寄せてはいないのですが、ヨーヨーファクトリーには珍しい直径50mmのアンダーサイズの幅35mmのストレート形状という点で類似点があります。後のワンドロップのベンチマークシリーズのように市場の動向をベンチマークする目的で発売されていて当時はあまり人気がなかった(ストーリーも伝わらず安くて変わったメタルというイメージだった)のですが、いま各機種を並べてみると味わいがあってTicシリーズは面白いと思います。その後、TPとのコラボのケイオティックへとつながっていきます。ケイティックはいまでも通用するアンダーサイズの名機です。ロゴは当時ベンが大ハマリしていたポンデリングから来ています(話が逸れました)

たくさんのトライアンドエラーを経て、ヨーヨーの形状は洗練されてきました。当時のヨーヨーファクトリーのブログも残っています。眩しい今とはまた違う、黄金期を振り返ることができます。

>>販売ページはこちら<<