スイーツの新商品入荷の説明にスイーツ所属のTAKUこと畑中卓さんにスピンギアに遊びに来てもらいました!
新作片手にテンションあがりながらですが、インタビューをしたいと思います。
Sweetsけん玉との出会いは?
今から2年前の夏に友人が持っていたカメレオンの色がむちゃくちゃきれいで一目ぼれをしました。すぐに海外通販で取り寄せて手に入れました。最初はパープルがほしかったけど結果的には緑のカメレオンしか手に入らなかった。でもとても綺麗で気に入っています。
そこから別にチームに入るとかサポートを受けるというわけでもなく、ただ自分のお気に入りのスイーツけん玉を勝手にプロモーションしていました(笑)。
チームに入ったきっかけは?
去年の12月にスイーツのオーナー、マット氏が来日したときにチームに入りたい!と猛烈にアピールしました。特にチームメンバーの募集やそういう仕組みがあったわけではないのですが、スイーツに対する愛が溢れてとまりませんでした。
いままでもいろいろな動画をあげていたり大会でも使っていたのでスイーツ自体も自分のことを知っていてくれてとてもうれしかったです。
チームに入るにはそういう仕組みは無いけれど動画コンテストにチャレンジしたり、大会でアピールしてくれればいつかチャンスがあるかもしれないとアドバイスをもらいました。
ほかにもたくさん湘南けん玉部さんのアカウントでアップされています!
ヨーヨーでもよくチームに入るにはどうしたらいいですか?という質問を受けますが、ひとつはブランドに対する愛があること、もうひとつは関係者に”認知”してもらうことですよね。そういう意味では両方を満たしていたのでチームに入るのも納得です。
それにしてもすごい技術です。トッププレイヤーとしても有名なTAKUですが、けん玉の世界ではどういう評価なのか、Akira6段にも聞いてみました。
どうも。ホームグロウンが入荷したと聞いていてもたってもいられずに来てしまったAkira6段です。
TAKUとは日野道場の先輩で年齢も近いこともあってずっと切磋琢磨してきたのですが、誰もやらないジャンルでの突出っぷりがやばいです。
ダウンスパイク系(玉を持って、けんに突き刺す動き)をバリエーションとして発展させています。
玉にさした後、けんを回転させるスタントプレーンの動きの2回転を実用化させたのもTAKUですし、TAKUの場合、普通の人と回転方向が逆で僕もそれはできないです。
(TAKA:見せてもらいましたが、外側に回転させるのではなく、空中で一度静止させて玉から抜くときに引っ掛けて、自分方向に回しているのをしかも2回転をまぐれではなく、さくさく決めているのが信じられませんでした。。。)
また乗せる場所がほとんど無いと思われていたけん玉の世界で新たに2つの場所を開拓したのもTAKUです。
ひとつはボーダーバランス。いまではTAKUを代表するトリックのひとつともいえますが、元々関西のボーダーさん(こと岡田さん)という方がやられていたボールの上にけんを立てるという動き。JJFの初代チャンピオンでもあったボーダーさんがジャグリングのバランスの動きから取り入れたものでしたが、10年以上前にされていたにもかかわらず、ボーダーさんが亡くなられた後、その後途絶えた動きでした。
(TAKUの必殺技、ボーダーバランス。手で乗せても不可能ですが飛行機の動きからけんを振って玉に着地させてバランスをとる動きが意味不明です。けんの先が平らというわけでもなく、たまがへこんでいるわけでもなく)
それを復活させたのもTAKUです。参加している湘南けん玉クラブの中でいろいろ課題(というか無理難題?)を出されますがそのうちのひとつでした。玉の紐が通っている穴の開いているところに乗せるならまだしも、TAKUの場合何もない玉の上にけんをさかさまで乗せます。
そしてもうひとつはノーホール竹馬。これもやばいです!!竹馬は穴のところに引っ掛けますが、TAKUは何もないところに乗せます。
(と見せてもらいましたがこれもほぼ毎回成功。さりげなくやっていますが、普通海外の人でもできるといっても数時間チャレンジして一回できるかどうかという難易度の技を連続でできるあたりがほかのプレイヤーと比べても特定の技の突出具合が半端ないのがわかります)
。。。。。TAKUはやばい、と聞いていましたがAkiraの解説を聞いて引くレベルでやばいと思ってしまいました。なんでそれが毎回できるの?というほかの人がやらない動きの習熟度が半端ないです。
今回のラインナップについて教えてもらえますか?
工場が変わってパワーアップした2014年モデルたちはどれもけんと玉のバランスがよく、プレイしたときのフィーリングがほかのけん玉にないよさがあります。けん玉を10数年やってきて、感覚的に感じるものなので、説明はしにくいのですがスイーツをみて色がよいと思っただけではなく、その使いやすさにも惚れています。
わかりやすいよさだと木の加工の仕上げがとても丁寧なことです。触ってもらえればわかるのですがどのシリーズも表面が非常に滑らかでざらざらしているということがありません。
スイーツの代名詞といえばアタックペイントですが、最初にアタックを見たときどう思いました?
あ、けんを塗っちゃうんだ、と正直びっくりしました。ホワイトアウト見たときは??でした。(ホワイトアウトは真っ白にペイントされたけんのモデル)
2013年12月の冬にはじめて見ましたが、ラバーではないのによくとまるペイントでその場でいつ発売か聞いてでたら絶対買う!とマットに言っていました(笑)。
アタックペイントいままでだとどうしてものりのようなイメージでくっつきすぎて逆にやりにくいというイメージもありましたがアタックコンプリートのような玉はどういう遊び方ができますか?
今回のアタックペイントはちょうどよいくっつきぐあいで、張り付きすぎるということがないので気に入っています。またアタックコンプリートは止まりやすいので一見初心者向けのようにも思えますが、玄人が使うと不可能なトリックがたくさんできるので楽しいです。
(とけんと玉をくっつけていままでのけん玉にはない技を見せてもらいました)。
あとカラフルなスイーツは自分でいろいろな組み合わせをしても楽しいので、けんも皿と胴(けん玉のけんは分解できて、皿部分と胴部分と呼ばれるパーツに分かれます)で色を分けると楽しい組み合わせができます。フォーカス胴とアタック皿を組み合わせても楽しいですしアタック同士のカラー組み換えも楽しさが無限に広がります。
まだスイーツを手に取ったことが無い人に向けてメッセージがあれば
けん玉はやりやすさも大事ですがやっていて楽しい、テンションがあがるけん玉で遊ぶのが一番だと思います。
手にとって、いろいろな色を好きな色を選んでもらって、スイーツけん玉を楽しんでもらえればと思います。
ありがとうございました!
実はこの日はAkiraとともに西八王子事務所に来ていて、Akiraも知らなかったTAKUのけん玉を始めたきっかけなどいろいろインタビューしたのですが、とても面白い話だったのでまたの機会に掘り下げて行きたいと思います。
けん玉もいろいろな背景があっていまのけん玉ムーブメントが出来上がっています。KendamaUSA、KROMと並ぶ3大ブランドともいえるスイーツは特徴もあって、ミネソタを本拠にしたけん玉ブランドで、多くのけん玉がミネソタでハンドペイントされているのも特徴です。
供給量に限界があり、品薄気味なところも人気の秘密です。気になったけん玉は売り切れると再入荷が無い場合もあります。
ぜひお気に入りのスイーツをみつけて愛用してみてください!