POM削り出しで制作されたスピンガジェット。 #スピガジP
軸回りにアルミパーツとボールベアリングを用いながらも、キャップをつけて、元々のスピンガジェットに近い重量になるよう設計されており、POMの滑らかなテクスチャーと軽快なプレイフィーリングが特徴です。
53.5gと軽すぎて使えない?という不安を払拭する56.8mmという直径に対して優位性を発揮するサイズDベアリングの回転力があります。
軽さが気になる人はキャップをつけると上質なスピンガジェットが完成します。
引き戻りの具合が実に丁度良く、POMボディの触感と相まってレスポンシブヨーヨーとして使ったときの気持ち良さは抜群です。軽量なPOMとサイズDベアリングがもたらす雑味のないリジェネレーションの感覚は唯一無二の心地よさがあります。
中心に重量があり、本来一番重くするリム部分はキャップやリングを入れるために薄く作られています。アルミニウムのモノメタルのようなリムの厚さをPOMで採用しているため直径は大きいですが重心が中心寄りになっていて独特のフィーリングを生み出しています。中心部はしっかりと厚みがありプラスティックヨーヨーの気持ちよさである適度な塊感を感じさせてくれます。
バインド用として使っても気持ちよく、なんかずっと振っていられるなぁ。と感じるモデルです。スピンギアスタッフ全員一致で過去一楽しいスピンガジェットになっていると太鼓判を押せる、テンションの上がるヨーヨーです。
競技用ヨーヨーとは違った方向の、スピンガジェットが打ち出したかった”良いヨーヨー”の一つの到達点に達したと考えています。自信を持ってスピンガジェットシリーズの2024年時点の最高峰を世に送り出させていただきます。
キャップも従来通り48mmのキャップが装着可能ですが、キャップ用の窪みがキャップ2枚分の深さとなっているので、様々なカスタマイズが可能となっているのも魅力の一つです。
キャップを奥側に着けた様子。 キャップを手前側に着けた様子。 キャップとアルミリムを両方着けた様子。
キャップを奥につけるとより中心側に重心がいくので重さは変わらずに安定感が増します。ツライチにつけた時との感触の違いも楽しんでいただけます。キャップ着脱は竹串などで真ん中の穴を押し出してください。
スピンガジェットのキャップ一組が付属します。バインドにするための凹型ベアリングは付属しないので必要な人はお買い求めください。
スピンガジェットトリロジーとしてこの後2機種、素材違いのスピンガジェットが控えています。実はスピガジPはラスト機種を生み出すための副産物だったのです。
パーツを流用できる形で大量生産したため、SGXシステム(ヨーヨージョーカーのEXシステムの影響を受けています)というスペーサーとハブを使ったシステムにより同じレスポンス、軸回りを提供しつつ、素材違いを楽しむという可能性が広がりました。
ラストのスピンガジェットはスピンガジェットではもちろん、近年のヨーヨーにもみられない素材を使用した野心作となっています。
ヨーヨーの楽しさを広げていくスピンガジェットにこれからもご注目ください!