#Bridget_Birthday で試作品の情報が告知され、世界中を駆け巡った待望のGUILTY GEAR -STRIVE-ブリジットのフルメタルヨーヨー、ついに予約開始。ミニサイズながら、ボールベアリング搭載で実際に遊べる仕様 #ヨーヨー #yoyo #GGST https://t.co/voaxeeBWMY pic.twitter.com/nZzqhluMMZ
— SPINGEAR/スピンギア (@SPINGEAR) December 23, 2022
Rawはヨーヨー本体部分の赤と黒い着色がない、無垢のアルミニウムの仕上げとなっています。レーザー刻印は赤と同様に入っています。(写真は試作品となっています)。磨きをかけた鏡面仕上げになっているわけではなく、旋盤の挽き目や作業工程上生じる細かい傷がある場合があります。
アルマイト加工された赤に比べると無垢のアルミニウムなので風化していきます。磨き布などを使うことで磨くことは可能ですが、細かく入り組んでいるパーツが多いため、手の脂や湿気がついた状態で放置しておくとくすんでいく可能性があります。時間の経過とともに錆びたりくすんでいく可能性がある事をご理解の上、ご注文ください。
陽極酸化処理と呼ばれる工程で、単純な塗装に比べると色落ちはしにくいです。ぶつけて凹んだ場合は下地が見える場合があります。また長く使っているうちに色が落ちていく場合があります。
ヨーヨー元世界チャンピオン(@Taka_yoyo)と東京葛飾区の町工場、ミツミ製作所(@Mitsumi_Tokyo)がタッグを組み、GUILTY GEAR -STRIVE-のブリジットのヨーヨーの再現に挑戦。ゲームの世界から現実の世界にヨーヨーを持ってこれるのか?試作品(未着色)の画像を公開#Bridget_Birthday #GGST #yoyo pic.twitter.com/gmPQAqOkaO
— SPINGEAR/スピンギア (@SPINGEAR) October 26, 2022
ギルティギアにヨーヨーが登場するブリジット誕生のきっかけとなったヨーヨー元世界チャンピオン、ヨーヨーマスターTakaが企画プロデュース、66%プロジェクトというミニチュアサイズのヨーヨーで制作実績のある東京都葛飾区の町工場、自動旋盤のエキスパート、ミツミ製作所とのタッグでの制作となります。
今まで制作したブリジットヨーヨーたち。週末、情報解禁があります。乞うご期待。
Bridget yo-yos we have produced so far.
There will be new information release this weekend.#GGSThttps://t.co/gxFNvhJpEm pic.twitter.com/mZ0ss0TaMn
— SPINGEAR/スピンギア (@SPINGEAR) December 20, 2022
20年前にはできなかったフルメタルでのブリジットのヨーヨーの製作についに取り掛かりました。
プラスティックバージョンのヨーヨーはファングッズとしてカジュアルに遊べるものでしたが、それとは別にゲームの世界観に浸るための”リアルなプロップ”が欲しい、というのがこの企画の原点です。ただプロップとして作るのではなく、ヨーヨー世界チャンピオンがそこに介在しているのであればヨーヨーとしてもきちんと使えるものを、という2つのこだわりを前提に企画をスタートしました。
前提としてゲーム中のサイズのメタルヨーヨーを作ると実際に使える重さでは再現できないのと、万が一、武器として使われてしまう(好奇心で振り回したくなる)などの危険性も考慮し、ミニチュアサイズでの製作を決定します。
サイズが大きいヨーヨーの制作のもう一つの問題は価格です。ある程度の量産性と手に入りやすさを実現するためには大きさを抑える必要があります。
サイズが小さいながらも精巧に作るためには高い技術力が必要で、その点でもTakaのプロデュースするミニチュアサイズヨーヨーのブランド、66%シリーズを制作担当している精密な加工を得意とするミツミ製作所は最適なパートナーでした。
金属素材を使用してプロップとしての完成度にこだわりつつ、使えるフルメタルヨーヨーという内容で、アークシステムワークスに企画書を提出しました。
ただし、普通の商品化の申請ではなく、あくまでも制作にチャレンジし、市販できうるものが製作できた場合のみ販売、という作れるかわからないけどチャレンジする、という不確定要素を含んだスタートでした。
手に入れたヨーヨーの設定資料からはゲーム中からは読み取れない、ディティールや設定が多数ありました。
ゲーム中のイメージだけでヨーヨーを製造していればもう少し簡単だった部分もあったはずですが、一度設定を見てしまった以上はそこも取り入れたい、という3つ目のこだわりも加えての制作となりました。
実際に形にするとなると問題点も多く、実際に使えるヨーヨーとして図面を起こしていく上で非常に苦労しました。
想像していたものと異なり、単一のマテリアルが埋め込まれているのではなく多色のマテリアルが側面に6個づつ埋め込まれていました。
(ゲーム中のスクリーンショットより)
黒い盤面に埋め込まれている弾丸は実は3色の色を表現するために3種類の金属を埋め込んでいます。全て旋盤で削り出した高精度なパーツとなっています。
真鍮と銅は無垢なので風合いが変わっていくことを楽しめます。鉄は黒染めという手法で凸凹の質感を出しています。
レーザー刻印により極小のパーツ1つ1つに設定資料に書かれた文字やロゴを印字しています。ゲーム中の画面からは読み取れない部分でした。
YOYO-BULLET 250 28の刻印が全ての弾丸にされています。
サイド部分にもロゴがあります。 28 MODEL Rが何を意味するのか、プロダクトから思いを馳せるのも楽しみ方の一つ。
ヨーヨー部分はジュラルミン。弾丸部分は真鍮と鉄、銅という、複数の金属の組み合わせで作られており、小さいながら重厚感たっぷりの仕上がりとなっています。写真は組み立て前のイメージで、実際にはここまで分解することはできません。ヨーヨーとして分解、ベアリングの交換やメンテナンスは可能です。
総部品点数39点と通常のヨーヨーでは考えられない部品点数を組み合わせ、きちんとヨーヨーとしても使えるように仕上がったヨーヨーの設計上も類を見ない世界初の5種類の金属を組み合わせたものとなっています。東京の町工場で切削、アッセンブルされたMade in Tokyoクオリティならではの製品です。
ヨーヨーの構造としては6個の弾丸がウエイトとなり中空のボディとなっていますが、全体に重量が行き渡っています。そのため従来の66%シリーズのような競技用ヨーヨーのパフォーマンスを縮小したもの、とはなっておらず、ボールベアリング搭載のヨーヨーとして一通りの技は可能ですが、ヨーヨーとして技がやりやすかったり、満足の行く回転性能があるモデルとは異なります。
見た目と”遊べる”という点の両立を高いレベルで狙ったモデルとなります。ヨーヨー上級者の人には腕試しのつもりで遊んでみてください。ベアリングを脱脂することでバインド化することも可能です。基本的には競技的なトリックには向かないヨーヨーです(形状からもお分かりかと思いますが)
また通常のヨーヨーとは異なるネジ止めの仕方をすることで、止めたい位置で本体を固定することが可能になっています。これにより窪みの位置を合わせてヨーヨーの左右の位置を思い通りの場所で止めることが可能になりました。