繰り返す、今回のエンパイアはただの新作投入ではない。（前回第６波の様子はこちら！）

バイメタルが基本になった２０１６年、使いやすさという当たり前の部分だけではなく、使いやすさを損なわないユニークさ、装飾による見た目の美しさを兼ね備えた非常に優秀なヨーヨーたちが投入された！エンパイアフォース予備軍のプレイヤーたちよ、刮目せよ。

第７次帝国軍次世代装備の配備を開始する！！時代に乗り遅れず、最新装備で各自、持ち場を死守せよ！

NEW レインフライ
ヨーヨーエンパイア最強のモデルとして新たなに生まれ変わったレインフライはぜひ最前線で戦うプレイヤーに優先配備してもらいたいヨーヨーだ！

旧レインフライとは別物だと思ってもらいたい。バイメタルの特性を生かすためボディーを大幅に軽量化し、リムに重量を寄せた重火器仕様。高速プレイ、ロングコンボと隙がなくなった。加工精度が必要とされブレの出やすい設計でありながらエンパイアの技術力で空中で静止するようなきれいな回転となった。
7075 超々ジュラルミン製のボディはプレイヤーの操作をダイレクトに受け止め大会で戦う皆の力になるはずだ！

スターシャイン
フルサイズの多かったエンパイアラインナップだったがバイメタル構造はアンダーサイズモデルにも多くの恩恵を授けた。
エンパイア初-中期にリリースされたモデルは小ぶりで扱いやすいもののやや回転力に不足を感じることが多かった。
そこでステンレスリムウエイトを組み合わせたバイメタル機種の投入だ。ブラザーズの形状をベースに余分な重量物をカット。
特に側面部は深くまで掘り下げできる限りリムウエイトに重量を集中させている。
取り回し性能が高く、回転も強い。精密動作を得意とするプレイヤーにぜひ使ってもらいたい。

ツナミ-TSUNAMI
このヨーヨーを見て思わず涙した。ヨーヨージャム世代のプレイヤーならばだれもが「こういうのがほしかった」というに違いない。
軽量なプラスティックボディに密度の高い素材のリムウエイトを搭載する。2003年比に流行したヨーヨーの基本てきなコンセプトではないか。
ボディ形状は最新基準のローエッジステップストレート形状。今だから言える。ヨーヨージャムのコンセプトは正しかった。

重量も適度に軽量化されプレイ感は非常に楽しく、そして強い。中心部分に用意されたくぼみはフィンガースピンに不慣れなプレイヤーでも気軽にトリックを楽しめる。
様々な工夫が凝らされたツナミ。本来レッドラインに属するべきかもしれないがあえてブラックラインとした。

プラスティック+リムウエイトという構造には少しだけ欠点も存在する。アルミよりも強度がなくそこまで薄型化できない。
また中心部にアルミのブッシュがあるため中心部分の軽量化は難しい。
POMを削り出すことで薄く強度のあるボディ実現。

この値段で、このクオリティでこのモデルを供給できるのは現時点でヨーヨーエンパイアだけ。
競技に耐えうるプラスティック+金属リムのモデルがまた一つ誕生したことに喜びを感じる。
このヨーヨーは懐かしさと新しさを同時に感じる。ベテランプレイヤーも若いプレイヤーでも楽しむことができるだろう。

PS　実は2014年にフィーリングというPOM+金属リムモデルを試験投入している。
フィーリング
会員にしかページは公開されていなかったから存在を知らないという方も多いだろう。
すでにベースの技術は確立されておりツナミの祖先ともいえるだろう。（形状は前述のブラザーズ、スターシャインと同じ）
POMボディと中心部のベアリングロックコアとの固定方法も年代ごとに進化している。でっぱりがなくなり可能な限り軽量化さてれている。
（フィーリングはボルトナットの旧形状）

これから紹介するモデルにもその進化を見ることができるので注目してもらいたい。

スターエンパイア
ヨーヨーエンパイアが得意とするPOMボディのモデルだ。
マルチカラー、飾りリム、ウエイトリングとエンパイアお得意の加工をこれでもかと詰め込んである。
外周部に金属が露出していない（飾りリムはあくまでも飾りなので）プラスティックヨーヨーのフィーリングが好きなプレイヤーはぜひ遊んでみてほしい。

ビッグバン
名前を見て一瞬目を疑ってしまった。ヨーヨージャムビックベンのようなコンセプト。直径６５ｍｍのオフストリングもできそうな機種（実際にはスペーサーの厚み、ベアリングサイズの関係でなかなかセッティングは難しい）
スターエンパイアを図面上で拡大したような形状で、飾りリムが入っていたであろう溝の名残りがあるあたりも面白い。（提督の妄想）
だが、側面はツナミのようでもありフィンガースピンに対応。重量が抑えられており通常サイズのモデルと遜色がない。最新モデルのいける！という形を遠慮なく取り入れるエンパイアらしさに溢れた機種である。
サイズが大きいことによるスローの違和感は最低限に抑えられており
大きな動きが必要な人前でのパフォーマンスなどで真価を発揮するモデルだろう。