戦い終えて~エピローグ

過去の話はこちらから


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思った事はありすぎるんですが。。。

やっぱりヨーヨーを競技として捉えて、結果を出せたのは良い経験になったし、

変な言い方、良いサンプルに自分がなれて良かったと思います。

限られた時間の中で効率的な練習を積むことで、いかに結果に繋げていくか。

これは大会上位に入りたいというより、今よりも上手くなるにはどうすれば良いのか?

が主軸なので、大会出ない人でも適応出来るし、何より自分みたいな社会人でも

戦えるっていうのがある程度証明できたのは、良かったかなと思います。

他のスポーツみたいにもっとノウハウを積んでいけば、まだまだコンテストは面白くなるんじゃないでしょうか。

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全員がReiと同じ考え方で戦いだしてからが本当の戦い(いままでも戦いですが)の始まりになるのかと思います。

最初はヨーヨーは遊びで、世界大会ですら当日のノリで出る人たちもいるカジュアルなものでした。日本人が競技性を追及し、ガチの感覚を持ち込みました。毎年取り組み方がだんだん真剣になってきて、日本だけではなく世界のプレイヤーの多くが優勝をするためにきちんと練習をして構成を立てるようになってきました(コレすらも最近の出来事です、、、)

しばらくプロリーグはできそうにないですが、ヨーヨーメーカーにサポートを受けているセミプロが増えてきているのでヨーヨーに対する環境が整いつつある中、練習時間をとるのは当たり前でその質の勝負の時代に突入しつつあります。

これからもプロの競技者の先駆者としてよいサンプルになって若い人の踏み台(生贄)になってもらえればと思います。

imageそれはそうだけど、さすがにいいすぎっしょ。まだまだ負けませんよ。

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あとやっぱり自分より上手い奴たっくさん居ます。

最終的には完成度で持っていった感じがしますが、

上位5人くらいまではもう誰が勝ってもわからんかったです。

今の練習では、ウォーミングアップとして2014年世界の決勝を、練習時間の

最初の方で何回か通すようにしてます。

あれが今年の100%だったわけですが、あれを自分の60%くらいの力で出せるくらいに

ならないと、一瞬で抜かれるなと。あと自分が成長しない。

現状維持すれば良い、って思うと、結局下手になってくだけなので。

まだやりたい技もたくさんあるし、使いたい曲や作りたい構成があるんで、

今後の大会でやれれば良いっすね。

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皆さん、これが現役世界チャンピオンのいまの状態です。

完璧だったあのルーティンがもうすでに練習用になっているとは、、、

これを倒そうとするのは至難の技かと思いますがぜひ来年の世界大会岩倉玲を倒せる意気込みでがんばってください!

image打倒岩倉!

image打倒玲!

スピンギアも全力で皆さんを応援します!

See You in Tokyo!

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冗談はさておき、まじめに締めたいと思います。レクストリーム開発を通じていろいろ話す機会があったこともあり、今回の連載を始めました。協力してくれたRei、そして呼んでくださった皆様ありがとうございます。

ヨーヨーをはじめた時点で社会人で環境がなく、練習よりもヨーヨーコミュニティーを立ち上げ、市場を作るという役目が先に来ていて、選手としては事実上の引退をしている自分からするとReiの一言一言は自分が若いときに感じていた”そちら側”に振り切れていない自分を感じてしまいます。

もちろん趣味としてのヨーヨーであれば充実していますが競技選手として考えていくのであればReiの今回の言葉は共感できる人も多かったと思います。

何かを突き詰め、きわめて行こうとすると技術を身につけるだけではなく、”道”になって終わりのない道を歩き出すことになると思います。そういう意味でヨーヨー道やヨーヨーに関しての哲学、思想がある程度ないとこれ以上の高みにはたどり着いていけないのかなぁとも感じています。

ヨーヨーマスターたちの以前の時代からいまの時代を夢見てヨーヨーをしていた人たちが作り上げた道の上を歩いてバトンを受け取り、気がついたらその道を切り開いていくようになったRei。一度道ができたら後進の人たちはものすごい勢いで追いついてきて追い抜いていこうとしていきます。でもReiの状態を見る限り、それはまだしばらく先のようです。まだまだ本人が道の先端で切り開いていく状況が続きそうです。

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またこのような企画があればどんどんやっていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

一連の文章が、

ヨーヨーをただ遊ぶだけ

から一歩抜けて考え出して

どうしてヨーヨーをするのか

どうやってヨーヨーをしていきたいのか

となってきたときの指針になれば幸いです。

ヨーヨーはただのアソビでもありスポーツでもあり、人生を考える道具でもあります。

最後にうわさの鉛ストリーム2.0の写真です。(本人撮影)