次のフリーハンド、Freehand™ NextGenのカラーも発表されました。
もちろんカウンターウエイトもついています。前作のフリーハンドがでてからあまり期間を開けず、新規金型を起こしての生産となった最大の理由はフラッグシップモデルであるべきフリーハンドがブレるという理由でヨーヨーの性能やコンセプト以前に、競技用プラスティックとしての基準に達していないというところから始まった企画です。実はこのデザインは前作のフリーハンドのデザインで、前作は試作段階で幅を広くしたいという要望対して縁に1mm程度の出っ張りをつけたデザインとなって発売されました。縁のこのバンプがブレの原因にもなっていたのではという分析からバンプを取り除きスッキリとした形状にして、軸周りもBigFunと同じ無限回転できるハブを使用したことでブレを劇的に改善しています(個体差がありますが、すべての機種が、全くブレないというわけではありません)。
幅が狭めて重量も軽いのですが、軽快に振れる楽しさとカスタマイズの余地があることでより多くの人に対応したダンカンのフラッグシップにしてエントリーモデルとなる機種として仕上がっていると思います。
多くの人が愛してやまなかったトランスアクセルに始まるいわゆるフリハンキャップの形状を捨てたことが賛否両論分かれると思いますが、もともとボルト・ナットの構造で、中心部分に重量があり、縁よりも軸が出っ張っていた構造をしていたので、苦肉の策で、平面ではなく、ドームでもないあの形状になっていました。機能美が隠されたデザインとなっていたわけです。時代が変わり、競技用ヨーヨーが中心部分の重量を落とすことを課題の一つとしている昨今、ヨーヨーの構造を考えていく上では空間が多く生まれてしまう”無駄”の多いデザインでした。ホーネット準拠のパルスやライムライトがフリーハンドキャップではなく、フラットなキャップを採用しているのも効率を優先した結果です。
どちらにしろ、昔ながらのフリハンキャップもはまる48mm互換の設計となっています。最新のデザインを楽しむもよし、手持ちの色々なキャップをつけて遊んでみるのも良いと思います。これから順次公開されてきますが、フリーハンドシリーズにはお馴染みの各種限定版も登場予定です。お楽しみに!発売は12月22日と現段階では連絡が入っています。