ご無沙汰しておりますてんちょです。
スピンガジェットがTwitterを賑わせており、よもやビギナー向けモデルとしてリリースしたスピンガジェットが新しいMODDERの発掘に貢献することになるとは…と驚いております。
「ここらで本気のMODDERの仕事を見せたれ」と社長命令が出たので、ちょっとだけ時間を使ってやってみたいと思います。
というわけで、今回はちょっとしたMODレシピのご紹介となります。
本日の素材はこちら。スピンガジェット(クリア×イエロー)です。
ご存知の方も多いように、スピンガジェットには素材違いのカラーが存在します。そうグロウです。
グロウのみがやや軽量で柔らかい素材で出来ているので、その軽さを生かしたり、大掛かりなツールを用いないMODの場合はグロウを使うのが楽なのですが、今回は機械による切削も視野に入れてポリカーボネートのボディを使いました。(柔らかい素材は切削が容易かと思いきや、歪んだり熱で溶けたりしてうまく削れないんですね。)
さて、じゃあまず何がしたいかということになると、やはり皆さんやっているのは「ベアリングMOD」かと思います。
何人かの方が既にTwitterに公開しているように、実はスピンガジェットは簡単にベアリング化が可能になっています。
一つはこのパターン。
YOMEGA系のベアリングや840ベアリングを使う方法です。この画像ではホーネットのスペーサーとベアリングをそのまま入れています。
軸の交換が必要ですが、30mm程度の六角ボルトでOKなので入手も簡単です。
レイダーのスペーサー・ベアリング等でも同様のことができ、一番シンプルなベアリングMODと言えると思います。
しかしその分、効果は地味で「すげー回るスピンガジェット」といった感じのものが出来上がります。ギャップが狭く戻りが強いままなので、トリックの幅はあまり広がりません。ストリングをポリエステルに変えるとやや戻りを悪く出来ますが、逆に引いても戻らない場合が出てくるのでイマイチになてしまいます。(840薄型を2枚とか入れたら丁度いいのかなぁ…)
じゃあ次はどうするかというと、
やはりダンカンサイズ(Aサイズ)のベアリングMODが鉄板でしょう。
古いヨーヨープレーヤーなら山ほど余っているであろうフリーハンドやスピードビートル等のスペーサーとベアリングをそのまま入れるだけのMODです。
(ちょっと前まではこんなのも売ってたんだですが今はもう在庫がありません…)
最初のと同様、軸は要変更であることと、ベアリングは凹型を使用しないとボディとベアリングの隙間にストリングが落ちてしまうことがあるので、凹型あるいはセンタートラックを使用したほうがいいです。
そしてこのMODは効果が大きいのもポイントです。
ベアリングが脱脂されていればバインド仕様となり、一気にシングルハンドの幅が広がります。これだけでも十分楽しいです。
さて、ここまでやったらやっぱり重量が欲しくなりますね?そうですね?
というわけでウェイトリングを入れてみたいと思います。
御存知の通り、スピンガジェットのキャップはフリーハンド互換になっているのが特徴です。
なので、ウェイトリングは選択の幅が結構あります。
今回私が使ったのはこちら。