12/7 #大山独楽 を中心としたこまのイベント

12月3日に東京おもちゃ美術館でトイコンサルタントや大人として”玩具”に関わっていたり興味を持っている人たち向けの講座、おもちゃ伝承塾にてヨーヨーの体験と歴史について講師を務めさせていただきました。

おもちゃ美術館の学芸員の方にも多く参加していただき、こま、けん玉、ヨーヨーとスキルトイという同じカテゴリーながらヨーヨーは歴史があるけれども伝承遊びでも昔遊びのカテゴリーでもないので学校やその他での普及に一つ超えないといけないハードルがあるというような話をさせていただきました。また文化として定着していなく、ブームが来ては消えていた遊びをどのように定着させていくか、この20年の歩みについても一般向けではありますがまとめて話をさせていただきました。大人の人よりも子どもたちに聞かせたい、と言って頂ける内容だったので年に1,2回しかないこのような講演の機会ですがシナリオをきちんと練ってヨーヨー普及の別のアプローチとして形にしていければと思います。

おもちゃ伝承塾はあと3回残っていて誰でも受講できるのでおもちゃ業界に興味がある人やアカデミックに玩具について考えてみたい人はいい気づきを得られるのでおすすめです。

おもちゃ伝承塾申込みはこちらから

今週末は横浜でこまのイベントです。

先月こまの職人さんを訪ねてきました。その時の模様をまとめてあります

木のこまは全国に多くのローカル独楽がかつてはありましたが昭和の終わり頃からすでに廃絶が始まっていて、遊ばれなくなり、作る職人さんもいなくなり、ゆっくりと”滅びゆく”文化です。遊びは”物”がいくら残っていても遊ばれなくなったら遊び方や物作りのノウハウはそこで途絶えてしまうものがあります。何百年も歴史があり、そこに人がいて街があって文化があったものがなくなっていく様子を見つけてしまうと保存はできないまでも記録はしておきたい、いつか再生できる日のために、と思ってしまいます。ヨーヨーも他人事ではないと思っているので平行世界の歴史を学んで自分たちの参考にもできればと思っています。

学校や自治体が取り上げて昔遊びとして、ドーピング的に盛り上げることができてもかんたんに手に入る環境があり、自然に遊びたいと思える環境がないと遊びは遊びでなくなり、義務になってしまった時点で遊びとしての魅力はなくなります。遊びは強要されるものではないからです。

難しい前置きはさておき、お正月も近いし、こまとたこで遊びましょう、というイベントです。詳しくは公式ページにて。

7日は独楽の日、8日はタコの日となってます。私も7日に出演します。

ヨーヨーを知ってもらうイベントとして、色々なアプローチをしてもっと多くの人に知ってもらうきっかけを作れればと思っています。