フィリピンで火力少年王5のプロモーションが始まりました!

9

チームスピンギアのカイルからの写真です。先週末からAuldey社の火力少年王5のプロモーションがスタートしたそうです。ヨーヨーチャンピオンたちが新しい世代の子供達にヨーヨーを教えていくうえで、企業の力、プロモーションは欠かせないきっかけで、日本も3度のハイパーヨーヨーブームを経てコミュニティーの規模が大きくなってきています。たくさんの笑顔の写真が送られてきたのでブログで紹介させていただきます。ヨーヨープレイヤーにとってもプロモーションに参加することはモチベーションを維持していくうえで大切なことですよね。

 

14407671_10208418063902539_104259679_n 14408940_10208418064982566_2066092455_n 14409061_10208418064902564_366696614_n 14409222_10208418064142545_1048095262_n 14423784_10208418064342550_1555076537_o 14429247_10208418064062543_1189926033_n  14383295_10208418065062568_1266177101_n 14384035_10208418064462553_1796248954_n  14389794_10208418065102569_1880151388_n 14389840_10208418064502554_665201789_n 14397292_10208418065342575_1157141099_n14388978_10208418063862538_250701367_n

スピンギアでも火力少年王シリーズのヨーヨーを取り扱っていますのでぜひ見てみてください。

火力少年王5は2014-15年にかけて中国で放送されたアニメシリーズで、前期と後期シーズンがあって、現実的な世界の前期からファンタジー要素の強い精霊の世界で活躍する後期シーズンへと今までの火力少年王シリーズの中でもストーリーに力が入っているシリーズです。ヨーヨー描写がまぁまぁ忠実なのとあるあるネタも頻繁に登場しているので一見の価値はあります。言葉わからなくてもアニメなのでストーリーも簡単にわかります。英語版もあるのでぜひ見てみてください。

ただし主題歌は圧倒的にオリジナルの中国語版がかっこよく、アニメを毎回作りなおしているにもかかわらず主題歌だけ1からずっと同じというくらい歌に力があります。

主人公が使うヨーヨーがストーリーの進展に合わせて”進化”していき、プラスティックから金属リム、そしてフルメタルへと展開していくというマーケティングとリンクしたアニメとなっています。(超速スピナーはそこまでではなかった)。ヨーヨーが先にあって、そのヨーヨーを売っていくために露出の数やストーリー上の演出も含めてアニメ制作側に指示をして作る、日本の仮面ライダーや戦隊物の作り方に近いと思います。そしてヨーヨーが毎回ヒットすることで定期的なプロモーションが可能になり、Auldey社のコンテンツの中でもオリジナリティーを持ったコンテンツとして発展してきました。結果、中国がヨーヨーの盛んな国として盛り上がってくることになっています。

2018年の世界大会が中国に決まったのもAuldey社が継続して行っているCYCC(いわゆる中国ナショナル)があってこそ、なので2018年の世界大会に行こうと思っている人はぜひ火力少年王やAuldeyという会社にも興味を持ってもらえればと思います。中国では火力少年王が日本で言うハイパーヨーヨーなので、多くの(というかほとんど)の中国プレイヤーがヨーヨーを始めるきっかけになっています。

Auldey社は中国でプロモーションしたアニメを半年後以降、東南アジアや東欧各国に輸出し、中国での成功をそのまま広げていく形で各国で大規模なヨーヨープロモーションを展開しています。去年はタイやベトナムでも展開していて、現地のヨーヨーコミュニティーを活性化させていました。それもちょうど戦隊物が1年遅れて各国で展開されるのと同じですね。中国国内の在庫のリスクが減るだけではなく、金型も流用できるのでより利益率の高いビジネスモデルとなっています。

以前は香港の会社がSUPER YOYOと呼ばれている日本の超速スピナーを再放送して3年おき程度にヨーヨープロモーションをしていたのですが、最近はAuldey社のヨーヨーとその他の玩具の基盤ができてきたためか、影を潜めています。先日広州へ行った時にそのスーパーヨーヨーを展開していた工場が横流ししたと思われるサンプルタグ付きの商品を大量にGetしてきたので、もしかするともう展開はしないのかもしれません。16年以上前のアニメがついこの間までヨーヨーを売るツールとして現役だったのも凄いことですが。日本発の新しいヨーヨーアニメも見てみたいですね。

そして今年は火力少年王は世界に飛び出し、BleazingTeamsとしてハズブロが展開をする別アニメーションシリーズも始まっています。数年前からハズブロxAuldeyのプロジェクトが立ち上がるということでヨーヨー界界隈がざわざわしていましたがついに形になっています。世界中のおもちゃやさんにヨーヨーが(しかもレベルの高い競技用レベル)売っている環境が今後のヨーヨー界にどのような刺激になるのか、とても重要な変革が起きようとしている年でもあります。

草の根で広がってきたヨーヨーコミュニティーが企業の力で大きく変わるのか、吹き飛ばされてしまって全く新しい物になってしまうのか、注意深く見ていきたいと思います。日本はヨーヨーが強い国ですが、火力少年王がきっかけて全世界で数千万人レベルの子どもたちがヨーヨーに触れています。いつの日かヨーヨーが世界的に広まって、オリンピックのような競技になることが一つの夢の人達もいるかと思いますが、実は水面下ですでに始まっているのかもしれません。

火力少年王が気になる人向けに簡単に各シリーズのストーリー概要と見どころをまとめた記事も書いていこうと思います。読んでみたい!という人がいたらぜひSNSでこの記事をシェアしてください。