最近ヨーヨーファクトリーの公式サイトが大幅更新されて見やすくなったのですが、ブログも力を入れていくようです。いままで表向きには語られることのなかった2010年のリプレイから最新型になったリプレイプロまでの経緯やコレクションを紹介していくようです。
メーカー側からの作り手の思いやコンセプトはこのような形で読むとよく考えられているヨーヨーほど、よくできているなぁと当たり前のことですが思ってしまいます。
ヨーヨーファクトリーのプラヨーは発売するたびに完全分解して感心しているのですが、2010年のリプレイも今回のリプレイもあらゆるところに思想があふれ出ていて、物から伝わるコンセプトに感動すら覚えました。
ヨーヨー設計者にとって人生で為したい究極のヨーヨー設計があるとすれば一つは世界チャンピオンが使う最新機種(これはつねに更新されていく)の追求ともう一つはリプレイプロのような初心者にヨーヨーの楽しさを味わってもらえる機種を開発することではないでしょうか。
バンブルビーやFast201などその時代のヨーヨーのコンセプトを突き詰めた使いやすいヨーヨーを作り続けてきたYo-Hanが次の10年に向けてバインドの1Aが基本の遊び方になったヨーヨー界へ、2010年に解き放ったヨーヨーが5年の時を経てようやく形になりつつあります。
ヨーヨーをデザインするうえで使いやすさよりも先にコンセプト出しをして、どの方向に向けて作っていくかというのは競技用ヨーヨーのデザインとはまた違った方向性で読み物としても読みごたえのあるものになっています。
http://www.yoyofactory.com/blog/2016/3/7/replay-the-full-history-part-1