技巧派プレイヤーの時代

こんにちは! 週末担当のつねです

JNからちょうど一週間が経ちました! 例年通り今年も大激戦で、各選手の熱いフリースタイルを今でも鮮明に思い出されます

僕にとって一番印象に残っているのは、やはり最も競争率の激しい1A部門で2位以下に大差をつけて優勝した、松浦豪君のフリースタイルでしょうか

多くのプレイヤーが安定感を重視してレール系コンボやホリゾンタルコンボを多用する中で、レール系コンボもホリゾンタルコンボも、そして点数を稼ぎやすい縦系コンボすらも使わない、オリジナリティ溢れる技巧派フリースタイルを見せてくれました

思えばJNの1A部門において技巧派プレイヤーが優勝したのは、ずいぶん久しぶりのことのように思われます。2006年の田中貴康以来でしょうか

技巧派プレイヤーは大会で勝つのは難しいとされています。現行のルールでは難しい技をやっても、明らかな難度の高さが分かるトリックでなければ簡単な技と点数上ではほとんど差がつかないからです。また、技巧派トリックは「短い時間でどれだけストリングタッチできるか」などといった加点効率はあまり良くないことも多く、その上成功率も低いのですから、その難度はなかなか大会結果には結びつかないのです

しかし、今その流れが変わろうとしているのかもしれません! 思えば昨年の世界大会も、1A部門優勝は同じく技巧派のヤノス・カランツ選手でした

フリースタイルとしての完成度の高さも、もちろん向上していくべき大事な要素です。しかし、ヨーヨーの発展はやはりトリックの発展があってこそです!

今年の世界大会も、技巧派プレイヤーの活躍に期待しましょう