けん玉交換用ひもの購入はこちらから
ひっしーです。けん玉の「玉だけ」玉魂もだいぶ皆様にご好評いただいたようでとてもうれしく思っています。導入の際はけん玉の分解が必要になることもあるので一度詳しく説明する必要があると思っていました。
けん玉が徐々にブームになってきましたがけん玉のメンテナンス方法って以外に知られてないんですよね。
ヨーヨーの場合はストリング(ひも)の長さを自分に合わせる、ベアリングのメンテナンスをする、パッドを交換するなどのメンテナンス方法が有名ですが、ヒモの長さだけを変えるだけでも使いやすさがかなりアップするということはヨーヨーファンの方ならおわかりいただけると思います。
しかしながら・・・ひっしーはヨーヨーのメンテナンスなら超得意なのですがけん玉メンテナンスはまだ初心者。
ということで強力な助っ人に来てもらいました!!
どぞー!!!!
どうもーAkira六段です。
スピンギアでけん玉イベントを中心としたお手伝いをさせていただいてますAkira六段です。店舗で認定会なども担当させてもらってるのでお会いしたことがある方もいるかも知れません。これからも宜しくお願いします。
Akiraを知らない方もいると思うので念のためもう一度紹介しちゃいます。
彼は数少ない日本けん玉協会 段位 六段を保有していハイレベルけん玉プレイヤーなんです。
今後も店舗で認定をしてくれる予定なのでイベントやお店で見かけたらぜひ声をかけてみてください。優しく教えてくれると思います。
ということでここからは私Akira六段がけん玉メンテナンスについて説明させていただきます。
けん玉の分解、調整を順番に紹介していきます。
ヨーヨーと同じでけん玉もやりやすいストリングスの長さがあります。
購入したらぜひ調整して使ってみてください。
1 本体を分解してみよう!
まずはけん玉を分解して構造を理解してみましょう。
1-1玉からひもを外してみよう
ひもを押し出すと、玉の中からビーズと結び目が出てきます。
新品の状態であれば花結び(引っ張れば綺麗にほどける)の場合が多いので綺麗にほどく方法か、
長さはあとで調整するのではさみで切ってしまってもよいと思います。
新品のひもに交換する場合ははさみで切ってしまうのが楽です。
(ビーズはひものねじれを防止するためのものなのでなくさないように注意!)
1-2 けんと皿を分解してみよう
※けんが分解できないモデルもあるので注意!
KENDAMAUSA トリビュート、DUNCAN コモド、CATCHY LEDは分解不可!
皿胴をねじりながらけんから引き抜きます。
新品の時は固いので少し力がいる場合があります。
玉を外していれば紐もこの時点で取り外しできます。
ビーズが付いていた側の反対の結び目も綺麗にほどいておく(もしくは切る)とあとの作業がしやすいです。
分解するとこんな感じで三つの主要パーツ + 外した紐とビーズ(写真には写ってないですけど)に分かれます。
2 ひもの長さを調節して組み立てをしよう!
ひもの長さを調節しながらけん玉を組み立てていきます。
今回は新品の初期状態とは違う方法で組み立てる、けん玉の達人AKIRAのオススメセッティングを紹介していきます。
2-1 玉にひもを通そう
手順は以下の通り
・玉の上の穴からひもを通す。
下の大きな穴から入れるのは結構難しいので上から入れてください。
穴にうまく入らない場合は爪楊枝をさしてバリ取りすると入りやすくなります。
・ビーズを写真の位置に通す
下から入れてください。プレイ中にできたひものねじれを取るための重要な部品です。
・ビーズが正しく通っていることを確認してから結び目を付ける。
標準は花結びの場合が多いですが、今回は確実性を重視。
誰でもわかりやすく、ほどけることがないよう先端を2重固結びにしています。
かなり強固な結び目になります。写真撮影用に長く先端を余らせていますが、短めの紐もあるので余らせる部分は短い方が良いです。(5mm以下)
玉から2cm程度の位置に結び目を作ります。
結び目をつくることでひっかかりができて、玉の穴からひもが飛び出てこなくなり技がやりやすくなります。あえて結び目を作らない方もいますが最初のうちは結んだほうがやりやすいかと思います。
ひもとビーズが飛び出てきてじゃまだと思うのであれば結んだほうが良いでしょう。
2-3 皿胴にひもを通して長さを調節しよう
・ひもを皿胴の小さな穴に通す。
左利きは大皿が←向き
・ひもの長さを確認する。
玉の根元から皿胴の穴まで38cmが一般的な長さです。
お子さんや、長いと感じる方はすこし短くして調整したり、逆に長めにするのも良いでしょう。あくまでも参考値なので皆さんの好みに合わせて微調整をしてみてください。
・ひもの長さを維持したまま一度組み立てる。
なお、組み立て方が分解前とは違う方法で組み立てていますので写真を見ながら組み立てて見てください。
・ストリング(ひも)に目印をつけて結び目を作る
玉から皿胴の穴までの長さが変わらないように注意して組み立ててください。
ひもが決めた長さになっていたら、写真の場所、根元部分のひもにマジックで目印をつけます。
もう一度分解して、先ほど目印をつけたところを固結びにします。写真だと見えにくいですが、コブのできたところが目印の場所です。
・組み立てと仕上げ
結び目がひもを引っ張ってくれるので組み立てると自動的に設定余った部分ははさみで切ってください。
私は、皿胴は力を加えて奥まで差し込んでいます。
元々の付け方と違い、剣にひもを通さない方法で皿を付けています。
調整が簡単になる分、皿胴が抜けたとき玉も一緒に外れてしまいます。
心配な方は元々の付け方で調整してもらうか、皿胴の逆側の穴を使って木ねじで皿と剣を固定する方法、木工用ボンドを少量付けて固定するなどの加工をするとより安心して使うことが出来ます。
これでひもの長さ調整が完了しました。
長くなりましたが使用前にこれだけでもやると使いやすさが数段アップします。