すべてのスキルトイの上達に大切なことば。80歳のちょんかけ独楽名人坂下桃太郎さんよりいただきました。

 

(文章の後半にテキストで書き起こしてあります。)

400年以上前から遊ばれている熊本を中心にして残っている伝統的なこま、ちょんかけ独楽。その保存と普及活動の会として50年以上の歴史のあるちょんかけ独楽保存会の中でも名人として精力的に普及活動に取り組まれている坂下桃太郎さんからお手紙をいただきました。80歳にしてなお現役のテニスコーチとちょんかけ独楽普及活動をされていて、技術的にもトップレベルであるだけではなく、その人柄、スキルトイのコーチング力で一度教わると、技術的な上達に加え、人に対する指導の仕方についてとても刺激を受ける大先輩です。新技も未だに取り入れて、LINEでよくヒントもいただいています。年をとったら衰える、のではなくて経験を人に広めていく、後継者を育てていくという生き方をされていてジャンルが違えどとても参考になります。

スキルトイ全般に当てはまる言葉だと思うので書き起こして共有させていただきます。大会で上位に来たり、チャンピオンになっている人たちは自然にできていたり当たり前のようになっていてあえて意識してない部分もあるかもしれません。

努力して徐々にうまくなることがない、というのが一つの真理を捉えていると思います。全くできなくても続けているとある日突然、降ってくるようにできるようになることが多いと思います。それが楽しみでもあるわけですが。

 

ちょんかけごまが上手くなる夢をかなえるために。

一、大切なことは「続ける」ことです

人の成長と同じで手品のようにあっという間に出来ることは何一つありません

最初は落とすだけです。何度やっても落とすだけです

この状態が続きます

何度やってもだめです

少しの進歩しません。

心が挫けそうになります。カベにぶっつかるのです

これは誰もがたどる道です

毎日努力することが大切です

毎日努力しても成果が見えないことがあります

むしろそういう場合の方が多いのです

ここであきらめたら終わりです

人は毎日努力を重ねていればそれに比例して上達すると考えがちです

しかし事実はそうではありません

上達は少しづつ訪れてくるのでないのです

毎日努力して、百分の結果が出る訳ではないのです

毎日やっても成長のない日が続きます

でも目には見えないけれど身体の中には力が蓄えられているのです

その蓄えが在る程度貯ると、いっぺんに目に見えるように上達します

「千回できなくても千一回でできることがある」

一定の量をこなすと進歩は急速にやってきます

これが努力と上達の関係です

法則といってもいいでしょう

二、続けることの心得

「考えながらていねいにすること」

「感謝の心をもってすること」

三、夢実現の三原則

「続ける」「ていねいさ」「感謝の心」

これを身につけた時

輝かしい未来がまってます

ちょんかけごまや野球・勉強も同じです

桃太郎