66記念ニュース第5弾!アパレルもがんばるよ!

開き直りのコラム連投かと思いきやプロダクト情報がちょこっとだけあります。いつも商品を世の中に出すときに言わなくてもわかるだろうというか、ものを見てもらい、もので勝負、という気持ちもあるのですが、そこに至る経緯や思い入れを共有することで自分たちのしているアクションをもっと理解してもらいたいという気持ちから66にかけてコラムシリーズが展開されています。ちなみに書き溜め原稿で落ちが決まっているわけではなくて基本、書いたその日に発表しているのであと1週間で紹介するものは変わらないですがどんな文章展開になるかは本人もわかっていません。自分の中にあるであろう言葉にしていなかった部分を少しでもこの機会に形にできればとは思っています。

ヨーヨーがカルチャーとして定着し、産業として大きくなっていくためにはヨーヨー本体の売上だけではなく、周辺のアパレル、ライフスタイルと呼ばれる部分もヨーヨーカルチャー発信で発展していく必要があります。ヨーヨーカフェとかも楽しそうですね

ヨーヨー本体を売っているだけでは大会を継続的に開催し、外に向けて発信していきながらコミュニティーを大きくして成長していく、ということは現状難しいように思います。ハイパーヨーヨーのブームに左右されて、ブーム時に流入した人口を減らしながら次のブームを待つ姿勢では業界として成長していく可能性があまり感じられません。とはいえ、大手玩具メーカーのマスメディアの力を使ったプロモーションに現状、グラスルーツのプロモーションが敵うことはないのですが、SNSの発達により、”ワンチャン”ある状態になっています。何がきっかけでブレイクするかわからないのでその日が来たときにすぐに動ける状態をキープしておくことは必要かと思います。また地道な普及活動、広報活動も大切だとは思います。

ヨーヨー関係者のみなさんがいろいろな視点で新しい物事にチャレンジし、ヨーヨーの楽しさを広げていく動きを見せています。社会の中で活躍する”ヨーヨー人”のみなさんが自分のポジションが上がるにつれ、ヨーヨーというものを世の中に打ち出していける機会が増えていってます。97ハイパーヨーヨーブーム経験者が30代後半から40代を迎え、いろいろな決定権を持つ次の10年の間にもっとヨーヨーは違った社会的な評価を得るチャンスが出てくると思います。これはいま自分自身が40代を迎え、若い人にはピンとこないであろう、昭和後半世代が懐かしいと思うものがリバイバル/フューチャーされていることでも実感しています。マーケティングのターゲット層が自分たち世代になったことで担当者の趣味がマーケティングに反映されてるのではと思ってしまう例が多いです。(吉野家xキン肉マンやココイチとEVAのコラボとかパルコでスーパーマリオ推してたり。)

どんなプレゼンよりも”決定権を持つ責任者たちの”自分たちの経験とその中にある価値観を刺激するものはいままでヨーヨーが却下され続けていた場面でも同じことを言っていても話のとおりやすさが全く変わってくることでしょう。実はヨーヨーにはもっともっと可能性があります。

ではスピンギアとしてはどこからどういうことをしたら”面白く”、スピンギアならではの動きができていくのでしょうか。大風呂敷を広げて回収できなくなるのも違うと思うので、夢は大きいのですが、散々語っておきながら大きな一歩は踏み出さないでおこうと思います。ヨーヨー業界にポジションがあり、各社とのパイプがあるスピンギアとしての動きは渋谷で通用するようなアパレルブランドを大々的に展開していくという未知のジャンルに挑むよりはヨーヨーファンはもちろん、ヨーヨーに軽く触れたことのある人ならみて、あ、と思えるさりげない普段着のようなところから手を付けていければと考えています。

ロールモデルとしてはスケートボードの世界が参考になる世界で、成功している(個々のブランドではなく、業界全体として外から見ると)ように思えます。

イメージ的にはスケートのやりやすい靴、パンツ、ソックスなどがあり、スケートカルチャーに根ざしたメッセージ性を持つTシャツ、フーディなど。

(とっても浅い理解ですが、業界にいるわけではないのであくまでもヨーヨー業界の参考にしていくために外部からの目線で分析しています。ややずれているところは許容してください)

スケートボード本体以外にもお金をかける場所があり、また”プレイヤー”でなくともライフスタイルとしてその世界観に共感をして、ときに大会を見たり、たまにのったりと一生をかけたライトな付き合い方を許容するスペースが生まれると考えています。

またアパレルや靴きっかけで興味を持ってその世界に入ってくるというパターンも多くあると思います。

スケートをしなくてもブランドのシャツを着たり、靴を履いて、それ自体で成り立っていく、ヨーヨーもそんなところまで大きくなっていければいいですね。スケートボードに乗ったことがなくてもスケートボードの世界発信の靴やアパレルを皆さん持っているのではないでしょうか?

ただそれはスピンギアが今できることでもなく、スピンギアの発揮するべき価値でもないと思います。他の適任者がきっといると思います。

過去にヨーヨーのアパレルはあったのですが、ヨーヨー業界的にはヨーヨーシャツは売りにくい、というのがあってあまりたくさん作られていません。普段使いよりは大会メインの黒いTシャツばかりになりがちなのも理由の一つです。(黒Tじゃないと大会で着れない→黒以外売れない→黒は普段着ないからたくさんいらないの悪循環)

みんなが着たい、有名ブランドのシャツを”公式に”製造して、いまヨーヨーやってない層にも引っかかるブランド価値を掘り起こすヨーヨーメーカーとのコラボレーション、それがスピンギアの打ち出すヨーヨーアパレルへのアプローチです。ユニクロの企業コラボTにイメージ近いです。

66%というヨーヨーでコラボレーションをしている実績を元に、各社と調整をして行きました。スタートは97世代なら間違いなくストライクなブランドでスタートを切っていきたいと思います。

コラボレーション先ブランドと、新しいアパレル展開のパートナーは6月6日までに発表します。続報をお待ち下さい!