Throw Duncan!!

icon-kaneko-bu-n

地球のみなさんこんにちは、金子隆也です!!

本日はNEWホーネットが、リリースされるまでの話を色々書きたいと思います。

Duncan Logo w-Hornet

HORNET制作のプロジェクトが始まったのが、たぶん2011年ごろからで、僕がお手伝いさせていただいたのが、2012年の世界大会終了後からの話になります。

ファイル 2016-08-10 16 58 55

DUNCANのヨーヨーのルーピングヨーヨーと言えばハイパープロでおなじみのプロフェッショナル型です。これは固定軸なので少し話が違いますがここがルーピング型と言われるヨーヨーの原点なのでご紹介(たぶん1970年代から2000年ぐらいまでは生産されていたはず。)

ファイル 2016-08-10 16 57 59

2000年以降に、デラックスラインであるアベンジャー、バリスティック、スピードビートルなどが出てきます。ベアリング搭載型のオールラウンド型のヨーヨーです。

2003年にスピードビートルが登場して以降とくにオールラウンド型のヨーヨーは出ていなかったので約10年ぶりに新作のオールラウンドが出たわけです。

ファイル 2016-08-10 16 56 36

2012年8月に、このプロトタイプがありました(これより前のものは手作り感があったのでおそらくここからが成型をしだしたものだと思われます)。一般販売はなかつたのですが世界大会のロゴが入っているので本来販売される予定だったのかもしれませんね。

ちなみにクリアボディーです。このままクリアがあれば・・・
LR_3602XP-Rd_3-4

2012年11月の44CLASHの際に先行販売でリリースされます。これがほぼ通常版と同じなのですが、小ロットで生産したせいか微妙に透明系のヨーヨーの色が違います。

わかりやすいのだとネオンイエローは色が濃いです。あと中に付属していた金属スペーサーが銀色だったりプラスチックスペーサーが白だったり先行販売ならではの違いがあります。

特にこれと言って内容が違うわけではございません。

 

だいたいこのあたりから安定してホーネットが手に入るようになり、僕はここら辺からお手伝いしはじめました。

自分がヨーヨーを始めてから15年間近く使っていたヨーヨーに近づけるのはすごく苦労しました。

ファイル 2016-08-10 17 58 29

まずカスタムするに当たって自分のルールがいくつかありました。まずダンカン純正のものだけで行う。

img61628574 hornet_spacer     img61628573

そして部屋のなかでただルーティンを通だけでは統計にならないのでショーの仕事だったり大会だったりの実戦を行って統計を取る。

これと同時進行で今大会でみんながやっている技もでないとだめだと思って練習しました。

LR_3602XP-Yllw-P

まず、パッケージを開けて紐だけ変えると2Aヨーヨーとしては幅が広いので、軸を外しワッシャーを両面抜いて使用するとある程度狭くなり使いやすくなったのですがロックナットを使用しているので
片方によりすぎるとキャップに干渉してしまう場合が出てきたのでこれだと無理やりしめすぎなんだとわかる。

img61628572

それならスペーサーを変えてワッシャーを使用してなおかつ幅が短いアクセルがあればいいんじゃないかと思い、いろんなスペーサーで試行錯誤してファイナルチューンキットに搭載している金属スペーサーになりました。この時点では6.85mmのアクセルで金スぺで自分も使っていました

hornet_spacer

金属スペーサーはこれでいいが、やはり競技者的にはベアリング固定ではないナイスペの仕組みで使用したいと思い次は黄色いスペーサーで色々実験が始まる。またこれが大変でした。

6.85のアクセルだと幅が広くて抜けすぎる。。

img61628574

なのでアクセルを削って6.75に縮めてもらい、ある程度戻せるようになったので、ひとまず自分の中ではこれでがんばろう!!っと思った

2013年6月ごろAP直前で、7月のAPはDUNCANのヨーヨーで大会に出ることを決めました。

その時は6.75アクセル黄色いスペーサー、サイズKベアリング

国柄湿気だと思うのですが、大会の時まったく使いやすくなくて、ループ抜けるぶつける絡まるキャップ飛ぶなどのアクシデントだらけで上手くできなくて

ヨーヨーのせいというより自分が下手だからいけないと思ってそこから半年近くこのセッティングでいました。

技はあるていど、このヨーヨーになれたのでアクセルの長さはこれでいいんだな~っとおもっていました。

確かこのあたりで、ファイナルチューンの製品化の話になりました。

DUNCAN_HORNET_FinaltuneKitただ何となくスリープのなどが物足りなかったのでこれもう少し何か変わらないかな??ってことでついにダンカンパーツ縛りはやめよう!!ってことで2014年1月ごろからデルスぺに変えると、今まで気になっていた点が少し改良されました。

img61004907

WeightRing_POM_WHITE

ひとまず色々挑戦しよう!っと思ったので、POMや金属ウエイト、ドームキャップなどいろいろ行いましたが、なんか普通のが一番使いやす気がして、ひとまずその時は6.75アクセル、デルリンスペーサー、サイズKベアリングこのセッティングで6月まで過ごすわけです。

6月のAP直前夏ならではの、湿気でループがやりにくい。ん~

ベアリングいじれるじゃん!!サイズEにしよう!ってことで大会前ならではの不安を直前に変えるっていう、あまりよくないが使いやすい!!

錯覚かもだけどこれで行こう!!ってことで

6.75アクセル、デルリンスペーサー、サイズEに変更!!

大会も自分なりに上手くできてやっとセッティングも決まった!!ってことでゴールを迎える。

ファイル 2016-08-10 17 58 29

ちなみにこれ、アクセル、スペーサー、ワッシャーありなし、ウエイトなどなどありとあらゆる挑戦をしました。

2015年ごろ、夏に(たぶんまたAP前)もしや、アクセルが短いほうがもっとやりやすい!??っと思って6.65アクセルを制作してもらい挑戦したのですが、ここまで短いと狭くなりすぎて

ワッシャーが曲がり、6.75がこのワッシャーありで使う限界のスリットだなと確信ししました。

ちなみにこのヨーヨースリットが狭いなー戻りよすぎるなーなって言うときはワッシャーを今ついているほうとヒックリ返せばワッシャーが逆に曲がり

そろそろ新しいホーネット作るけど、どうする!?とのお話を昨年の12月ごろ聞かれクリアは絶対欲しい!!っとリクエストして
DUNCAN_HORNET_ClearRed_3949-82 DUNCAN_HORNET_BlueYellow DUNCAN_HORNET_YellowWhite DUNCAN_HORNET_OrangeBlack

やっとでましたクリアボディー!!これがほしかった。って事でやっとリリースされました。ほかのネオンブルーやオレンジもいい感じです!黄色は前回同様に見えますが、ロゴの色が変わってます!

金属スペーサーで使用していて戻りが少し悪い時は1枚抜いて使用してみてください。もしくはKサイズに変えて使う。

String_Slik6White_100pHYPER_MaintenanceOIL2img5748569613823305435264b0af01904

僕は、開封ナイスペに変える、スリック6を付けて、オイルぬる。っていう感じです。おそらくこれである程度はできるはず。

HYPER_MaintenanceOIL2P1480083

最近は粘度の高いものと低いものを割って使ったりもします。

文章では書き起こしにくいのですが、しめかたなどもコツがあります。スピンジャムやお店や練習会などで僕がいるときであれば、しめかた等もお教えするのでお気軽にお声がけください。