バイメタルルッキングな見た目最高のヨーヨーです。
今でこそ”よくある”仕上げになっていますが、彼らは今から5年以上前のかなり早い段階ですでに取り入れていました。
ちょうどみんなが日本産バイメタルほしいけどなかなか手に入らない、という時期に出回っていたヨーヨーです。
どこからどう見てもバイメタルに見えますがモノメタル。しかもこちらはアルマイトを取っただけのお手軽加工。
J2もバイメタルルックですが、アルマイトの位置は段差とずれていたり曲がっていたりちょっとはみ出ていたりします。人の手で着色しているとよく分かる絵付けになっていてすべての個体に差があります。ただ、回ってしまえばそんなの気になりません。バイメタルのヨーヨーを振っているような感覚で楽しむことが出来ます。コレクションモデルとしてもおすすめ。
見た目の良さにコストを掛けずに手間を掛けて実現させる手法はおもちゃに限らず中国ではよくある考え方なのですがオーナーは海外留学経験もあり、何が本物で良いものかわかった上での確信犯。おもちゃ業界にも籍を置き中国国内の玩具市場にも精通していてなおかつ海外に輸出するための最低限の品質、クオリティーについても理解しています。
中国国内だとブレブレで使い物にならない見た目だけ最高のヨーヨーを掴まされることもありますが、ヨーヨーフォーミュラのヨーヨーはそんなことはなく安心して最高品質のトイヨーヨーを楽しんでいただけます。
競技用モデルとは違う精度基準で作られているので微振動がありますが、初めてのメタル機種として床にぶつけても気にならない価格で気軽に遊べます。
とここまで前置きをしておいて手にしていただくと思ったよりいい、あれ?普通に遊べるじゃん。というヨーヨーです。重量も64g、直径55.5mm、幅44.4mmと標準的なスペックで普通に使いやすい見た目以外は癖のないある意味期待を裏切る仕上がりとなっています。あえて言うなら角のエッジが面取りはされているので指を切ることはないですが競技モデルにはあまりない角を感じる仕上げになっていて、手にした時に角の感触を楽しんでしまうことくらいです。
(注)トイクオリティーとは?
一般的にメタル機種はハイエンドモデルとされていて、精度や品質管理に注意が払われています。トイクオリティーとはメタル機種からヨーヨーを始めることが当たり前の中国の市場において、メタル機種がほしいというニーズを満たすために作られている”おもちゃ基準”のメタル機種のことを言います。おもちゃ基準とは多少のブレや軸回り、パッド周り、ベアリングの品質については目をつぶり、その分、手軽な価格でメタル機種の回転力を楽しむことができます。