AP YO-YO2026レポート(Asia PacificYO-YO Open)

7年ぶりの開催となったAsia Pacific YO-YO Openにゴールドスポンサーとして大会協賛、物販ブース運営、選手参加してきました。

また次回APがあったらぜひ参加して見てください!ヨーヨーをしている人全員にOpenでただひたすら楽しめる情熱のあるイベントです。

突然、世界大会シードが無くなったことで開催モチベーションが低下し、2019以降はコロナ禍もあり開催されていませんでした。が、ColinWanが主催となり主催を補佐するアドバイザーにTPの木村健太郎氏が就任し大会の質が少し変り、Openという形で世界中からの参加が可能になり約150名のエントリーがある世界大会に次ぐ規模の国際大会となりました。(従来はアジア圏在住の選手のみ参加可)

Openという意味には全ヨーヨープレイヤーが参加できる開かれた大会という意味以外にも、ジャッジシートを公開して透明性の高い審査を行うという意味も込められています。またフィードバックもオープンに受け入れてさらに良い大会にしていくというクルーの姿勢も感じ取れました。
 
今回はマレーシアやインドネシアでよく遊ばれているGasingというこまのミーティングにも参加するということで早めの移動となりました。

3月3日火曜日

夕方に着く便だったのですが、空港にAPクルーの一人、Yichenが迎えに来てくれました。元ダンカンクルーで全部門参加していた選手でしたが今回は完全にスタッフとして大会のロジスティクスを中心に実務の運営を担当していました。彼がいなかったらAPが回らなかったメインスタッフの一人です。

 

APの他の大会との大きな違いは大会そのものはもちろんですが、人、食べ物、観光とコンテストシーン以外でも楽しめる要素がたくさんあることです。着いた初日から地元のプレイヤーとシンガポール料理を食べてのスタートとなりました。1食目はバクテー、というスープメイン(だと思ってます)の肉料理。

他にもチキンライス、ラクサ、カヤトースト、チリクラブなどメジャーなものだけでもたくさんあります。まずは楽しむ、それがAPです。

食後には、今回の会場もチェック。いままではショッピングモールの中での開催が多く、ブギスプラスで開催していたイメージが皆さんにとっては一番印象が残っているかもしれません。今回は青少年センターのSCAPEのメインシアターとなるグラウンドシアターというクローズの環境下でのコンテストでした。

ショッピングモールだと前日しか準備ができずにバタバタするのですが火曜日の時点で荷物の運び込みを始めていて大会に向けて準備をスタートさせていました。平日は他の仕事をしていて、夜に作業するというスタイルで4日間かけてAPを作り上げていきます。AP Crewには感謝です。いつも前日の何もない状態のステージからAPが出来上がっていく様子を見るのが楽しみだったので今回は3日間に分けて徐々に作り上げていく様を見ることができました。

この扉の奥が会場。

AP史上、一番大きくてしっかりしたステージでした。ここにこれから背景、照明、ジャッジテーブルや椅子などがセットアップされていきます。

Yichen,マーカスと元スピンワークスのあった場所で待ち合わせして雑談。スピンワークスのあった場所や前のカフェは今は陶芸教室になっていてたくさんの生徒さんの作品が乾燥のため置かれていました。夜の閉店後に行ったので昔人に溢れていた場所が陶器に置き換わっているような感覚で思い出の中の動と静寂のギャップが、寂しくて不思議な雰囲気でした。

マーカスはこの日ヨーヨーのプライベートレッスンを終えての合流でした。Weeとこの二人、ヨーヨーレッスンが仕事になりつつあるそうです。シンガポールのヨーヨーシーンについても色々聞いて、この日はこれで終了。

3月4日水曜日

この日は午後からGasingというこまの人たちと会う約束があり、午前中は束の間の観光。高校生の時に初めてきて以来、20回以上シンガポールに戻ってきているので何か違うことがしたいと思い、自転車を日本から持ち込んで観光地を走り抜けました。普段見ていた景色とは違う、そして歩いていたら回りきれない範囲を楽しめました。

そしてこの日のメイン、マレー半島特有のこま、Gasingプレイヤーとの交流へ。

マレー半島やインドネシアを中心に存在する伝統的なこまです。これを5人(4+1)のチーム戦のスポーツ形式にして楽しむ文化があるそうです。長回しとカーリングが合体したような遊び方でルールを理解できると楽しめる競技です。

ここはなんと公共施設として国が用意しているこま専用のスタジアムとワークショップ(工房)となります。

旋盤や加工をする道具、こまの在庫が置けるワークショップがありました。

 

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手取り足取り2時間みっちりと教えてもらい最後にはしっかり回してアタックできるところまで覚えました。まだ選手の人と比べるとアタックの力は弱く弾き飛ばしが弱いですが。

練習用は木の軽いもので500gくらい、競技用は金属リムや先端が金属で覆われていて800gとかなり重く、危険なこまになります。競技エリアが金網で囲まれているのもすっぽ抜けて飛んでいくと物体を破壊したり殺傷能力のある危険な回転体になるためです。

Gagingだけではなくて日本のこまも持っていって交流をしました。ヨーヨーやディアボロと違い国によって形も遊び方も違うのでこのような交流もとても楽しいです。基本的な技術はお互い持っているので投げ方が伝わればこまも皆さんすぐに回せてました。形のにているちょんかけこまも披露し、またGasingと交換しました。

お互い初対面でこの日会うまで存在も知らなかったのですがこまを通じて仲間になりあっというまの楽しい時間でした。詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。

競技会に興味ある人はこちらの映像も。

7月にマレーシアのマラッカでGagingの国際大会があるそうです。またの再会を約束し会場を後にしました。

 

しっかり2時間屋外でこまを投げ続けて汗をかいたのでシンガポールのスポドリ、100プラスを2本一気飲み。炭酸入りポカリって感じです。

今回のミーティングをセットアップしてくれたのはAPの主催のコリン(右)でAPクルーのイーチェン(左)、フォン(真ん中)も合流して2日目の晩御飯を食べました。

シンガポールは自宅でもご飯作りますが自炊より安いため外食が当たり前になっていて、夜遅くまで住居エリアでも、色々なレストランがあいています。団地の中にもこのような屋外席のレストランが併設されているので食べる場所には困ることがありません。特に美味しい何か、を求めなくても屋外で仲間たちとわいわい言いながら食べるご飯もAPらしく美味しいです。

ステージも出来上がり会場内に椅子も並び会場自体の準備は整いました。

今回のスポンサーロゴとバックドロップ。スッキリして見やすく、また2箇所展開していることでロゴが写ったり映らなかったりの格差をなくすデザイン。

3月5日木曜日 大会前日

週末がイベントなので前入りした時、大会までは最後の練習の調整したり、ゆっくり休むのも大切。この日はゆっくり起きてまた自転車でオーチャードからリトルインディアのあたりまでポタリング。ブロンプトンキッチンという自転車屋さんにも立ち寄ってカスタムついでに1時間くらいいろいろ話をしてました。ヨーヨー以外にも色々な交流をしてその国に戻ってくる時の楽しみを増やしていくのもの海外の楽しみ方の一つ。

今回自転車以外のもう一つのシンガポールの新しい試みがエビ釣りでした。

タイをはじめとする東南アジアの娯楽でダーツやビリヤード感覚で遊ぶ釣り堀です。対象となるのはオニテナガエビというエビの一種。

手の長さを入れると40cm近くのものも釣れます。伊勢海老やロブスターの子供、くらいのイメージ。

タイや台湾でも行ったことあるのですがこの釣り堀では初めて、ザリガニ(クレイフィッシュ)も普通に混ざっていました。シンガポール料理としてもザリガニはよく食べるのですが日本人の感覚から言うと少し抵抗はありますよね。少なくとも地元の池で釣ったザリガニは食べようとは思わないという。

一般的な釣り堀と異なるエビ釣りの1番の特徴が釣り上げた後、グリルで焼いて食べることができることです。自分で焼けば無料なのですが疲れていたのと味付きが良かったのでバタークリーム味の調理をオーダー(別料金)

そもそも食用として入ってきたザリガニなので食べてみると小さいロブスターといった感じでおいしかったです。エビもブラックタイガーなどよりも太みで食べ応えがありました。今回の滞在中に複数回行ったのでオーナーとも仲良くなって仕掛けをもらったり、アジングのポイントを教えてもらったりしました。この後、帰国直前にも遊びに行きまた来年、と約束をしてきました。

そして夜は設営へ。カメラや照明の最終チェックが入ります。

会場とステージを照らすこのライト、スポンサーであるAlvronの持ち込み機材。会場の照明や音響を使うとレンタル料金と専門スタッフの高価な料金が発生するため、スポンサーからの提供で乗り切り、高価な機材と練度の高いスタッフが投入されています。

この日も夜遅くまで設営し、APクルーで受付の段取りの打ち合わせなど前日らしい準備をしていました。

3月6日金曜日 Day1

↓公式のライブ映像

予選の日。スピンギアもブースを広げました。

ありがたいことにブースがあいている間はひっきりなしに人が訪れ色々な話をしたり商品説明に追われ、ブースを閉めて観戦している時は画面越しにフリーを見るのがもったいなくて目に焼き付けて声援を送っていました。そのためDay1-3はほとんど写真がありません(笑。リアルタイムレポートしようかと思っていたのですが仕事よりも、心がいっぱいになりすぎて携帯を触る時間よりも人と話していたりヨーヨーをしている時間がもっと欲しいという熱かったあの時代に戻れました。

ステージ、観客、物販、受付も含めて全員が同じ熱気を感じることができる1つの会場での開催はとても大切だと思いました。それもAPの良さの1つだと思います。昔のフロリダの良さが残っています。

会場の様子

今回の自分の中でのAPのメインはこちら。

4A予選

世界初となるステージ上でのモーター加速ヨーヨー射出装置の披露となりました。たくさんの歓声ありがとうございました。またステージ下でも多くの人に声をかけてもらって褒めてもらいました。競技会でこのような邪道な?試みをするのはこの年になっても勇気がいるのですがフリースタイルと言うからには、思いついてしまったからにはルールに違反して失格でないのなら自分のスタイルを見せたい、と言う気持ちで演技をしました。

あっという間にDay1終了。やや小雨の中、フェンダーレスの自転車でホテルまで戻り就寝。

3月7日 Day2

1Aのセミファイナルとスピンギアスポンサーステージ、そして午後は3、4、5の決勝となります。

スピンギアのスポンサーステージ映像です。

吉葉くんにも手伝ってもらい、ヨーヨー射出装置を使い、またHAKAMATA EQUIPMENT x SPINGADGET OFFING のパフォーマンスをしました。

ステージにいたスパイダーマンがスピンギアの前にいたので写真撮ってもらいました。なぜかスピンギアのロゴの前でもアピールしてました。

ヨーヨーファクトリーのスポンサーステージはステージ上で紙飛行機を折って飛ばす、というファンイベントでした。一番飛ばしたのはチャンピオンを決めた後に最後に投げた主催者のBenでステージから反対側の壁に当たるまで飛ばしていました。

地元アリゾナの航空博物館で行われてる紙飛行機大会に子供と参加しているそうでオリジナルの折り方だそうです。

スポンサーステージというとプロモーション、製品の紹介をしがちですがこう言うふうな突き抜けたイベントもブランドメッセージとしては面白いのかなと思いました(と言う好意的な解釈)

スピンギアのブースまで飛んできたのでそのままもらいました。自分のチャレンジは対空時間が長かったもののステージに戻ってきてから再度出発でほぼゼロ記録でした。背景にハンターがちら写りしてますがAPの面白いところは世界大会よりもメンバーが濃いので会場のどこを見ても有名人や、各地区のチャンピオンがいることが多いこと。自分と同じスタイルの憧れのプレイヤーに気軽に話しかけられるのもAPの良さです。

ヨーヨーショップSGのジョナサンと。SG繋がりでショップロゴのスポットライト購入しました。シンガポールのスカイラインがロゴになっていてシンガポール好きかつYYFスカイラインコレクターとしてはよい買い物でした。

ジョナサンはチームプロヨーの時からの古参メンバーでいまはオンラインストアをやっています。この日初めてのツーショットのはずですが2回目のような感覚が。

そんなこんなでDay2も無事終了!

長くなってしまったのでDay3は来週追記します。

 

最後にAPのクリップ映像をご覧ください。90%完成(結果発表のあたりまで)を打ち上げのラストに公開する最速編集でプロの技術を見せてくれました。