先行販売で好評だったフリーハンドワン、ついに正式販売です。ロット的には2ndロットとなり、正式版、という割には王道を外したカラーになっています。
オリジナルとの比較写真を取ってみました。
まずは前回の復習
フリーハンドオリジナルの初期販売カラーのホワイトキャップにレッド、ブルー、イエローと復刻らしい超王道のカラーで揃えました(後ろにあるのはオリジナルの3色)。
イエローボディxイエローキャップ
製造工場と時期を表す5桁のデートコードが入ったのと、ロゴの背景白があるかないかだけでそれ以外は非常に完成度の高い再現度
イエローの本体カラーの色味は先行販売版と見た目では違いがわからないので同じカラーになっているかと思います。
ブルーボディxブラックキャップ
オリジナルよりも発色の良いロゴとなっています。こちらのブルーも先行販売版と同じカラーなのでブラックキャップ狙いの人におすすめ。
当時から人気だったグリーンボディxイエローキャップ。
オリジナルと比べると、グリーンがやや濃いのですがこれはこれであり。フリーハンドZeroの色に近いかもしれません。
今回の”仲間はずれ”
フリーハンドオリジナルにブラックボディ無かったよな?と違和感を感じた方は通な方。正しい推測かはわかりませんが、フリーハンドZero(バンダイ版ハイパーフリーハンド)にブラックボディxホワイトキャップが存在していました。ここだけクリアダイスなら完璧再現なのですが。
“オリジナル”と並べるとコレクションのカラーの構成がよくわかります。フリーハンドワンが復刻した中で、レガシーとして伝えていきたいのは20年前のオリジナル、だけではなく、Zeroとして復活した”第2期”フリーハンド全盛期も含まれているという予告がブラックには込められているような気がします。そしてその予告通り、3rdロット以降も熱い展開が続くようです。
フリーハンドオリジナルは発売当時から人気を誇りましたがその多くがコレクションではなく、大会用に使われていてパッケージ入りで残っているものは数があまり残っていません。フリーハンドは金型が壊れるというアクシデントで生産が終了し、日本ではFH2やFH3と呼ばれていますが、バンブルビーGT形状の”望まれていない”フリーハンドとして継続されました。
その後のFH-Zeroでたくさんの数の限定版が発売され、コレクションヨーヨーとしての地位が定着しました。FH-Zeroが発売されて集めだした人たちや当時は子供だったので何も考えずに使っていた人たちが憧れとして”オリジナル”に思いを寄せて復刻を期待しながら、フリーハンドはモダンシェイプを取り入れ(Proやネクストジェン)、フリーハンドという名前だけが使用されてファンを”がっかり”させてきたという一面もあります。
それぞれのヨーヨーがヨーヨーとしては見るべきところがあり使いやすさもあるのですが”フリーハンド”という看板を付けてしまっているのでどうしてもオリジナルと比較されてしまいます。
今回のフリーハンドワンはそのユーザー目線で復刻されていて、再現性も高くまた使いやすさが向上しているファンが待ち望んだフリーハンド、となっています。
1st & 2ndロットのカラー。これで一通り、欲しい色の基本形は揃ったのかと思います。そしてこのカラーが出揃ったということは!
欲しかったレッドボディxフルカラーキャップ!(どちらがオリジナルかわかりますか?)
この組み合わせを見てドキドキしたり、スパークバッドだ!と思ってしまったあなたは立派な中毒
おまけ
おまけだけどフリーハンドのマーケティングを担当しているブライアン的にはこだわっているであろう部分
パッケージもかなり”再現度”にこだわっています
Steve is my Hero!というブライアンの声が聞こえてきそうですが、FHで人生が変わって憧れたあの頃の気持をそのまま再現できた、と言える熱のこもったパッケージとカラー選択だと思います。
スピンギアで購入すると缶バッジももらえます。2セットコンプリート(1つは使う用、1つはパッケージごと保存)で缶バッジもコンプリートします。
ヨーヨーをそのまま缶バッジにして成り立つのはフリーハンドならではだと思いました。
4月28日発売 ポールエスカラーモデル
フリーハンドZeroで発売されていたモデルの復刻版です。愛されるキャラクターと独特のアートセンス、グリーントライアングルをはじめとする基本トリックを作るなどヨーヨー界に多大な影響を与えていた彼の存在がなくなったことに多くの人が悲しみました。追悼の意味も込めての発売となるモデルです。