お久しぶりです。
今回はひっしーにとっても思い出深いこの企画。制作レポートをしていきたいと思います。
もちろんそうです!いふじシンセン 蹴る子キャップコレクション DX についてです!
昨年年末にいふじさんと打ち合わせを行い、年明けに急遽発売となったこのセット。
本当はタイミングを見てやりたかったのですが、昨年末に発表となったヨーヨージャムの活動停止もあったため今しかないと年始に販売予約を行いました。想定以上のご予約をいただきとてもうれしく思っております。
詳しい記事はこちらを見ていただくとよくわかると思います
2015年のクリスマスに行われたミーティングで
・高級感のあるアクリルキャップ
・完全受注生産
・ディスプレイボードをおまけで付属させる
という点でした。
イメージはこんな感じでというざっくりなお願いでしたがてんちょがCGイメージを作ってくれました。
このイメージを目指し完成を進めます。
アクリルキャップはすでにいふじさんが業者を見つけ、プロトタイプ制作まで終わらせてくれていたため、デザインの選定と、注文を行うだけでした。
(実は、最初の納品時に希望の製品仕様とは異なり修正までに少し時間がかかってしまいました。その分良いものに仕上がったと思います)
キャップ到着を見計らってディスプレイボードの制作にとりかかりました。
まずはMDFという板材を使ってレーザー刻印をテストしてみました。
テスト前にいふじ先生がボード用蹴る子デザインを作ってくれたのでボードデザインに組み込むことにしました。
一回目のテストでなかなか良い出来のものがあがってきました・・・・・がっ!・・・・・・予期していなかった問題が。
1枚40分近く機械を占拠してしまう事態となり枚数を作ることができない状態となりました。
(コストも大幅に上がります)
ということで、次は機械の特性を聞いてクオリティを落とさず、短時間で制作できるデザインへ変更を行いました。
左が採用デザイン、右がプロトタイプ
刻印ゾーンと切り抜きゾーンを分離することで加工時間を短縮し、量産に対応しつつ、刻印部分のクオリティアップにつながりました。個人的にもキックサイドロゴの横に蹴る子がいたほうがしっくりくるということでこちらを正式採用としました。
さてここからはひっしーによる加工組立タイムです。
当初の予定では刻印したボードの裏に薄いMDFを張り付けて仕上げる予定でした。
しかしTAKAから
「キャップとれなくなるよね・・・・・」
というなんで気づかなかったの?と言われてもしょうがないレベルの欠陥があり四隅のボルトナットによる固定に仕様変更を行いました。
ということでボードの加工を行います。
ひっしーが生まれる前から家にあってずーっと愛用しているドリルスタンドで穴をあけていきます。
約1時間穴を無心でひたすらあけていきます。
穴あけが終わったので組み立てに入ります。
ですがここであることが気になり作業が進まなくなります。
「あれ?蹴る子の刻印汚れすぎ(焦げで)」
加工屋さんからもMDFを焼く形になるのでどうしても焦げが発生しますと言われていたのであきらめていましたが失敗してもいいようにプロトタイプのボードで試してみました。
結果 上:クリーニング後「こうかはばつぐんだ!」 下:クリーニング前
3パターンくらいクリーニングを試しベストな方法でクリーニングをしてみましたが完全には難しい部分もあるので多少の個体差はありますがほとんどきれいになっています。
(この作業に3時間を費やすことになり、少し後悔したことは内緒ですがもはや完成前の謎のテンションで作業は進んでいきます)
これで思い残すことはもうありません。
ボードのクリーニング乾燥待ち時間で、キャップを検品しておきます。
ボルトナットでバックボードと固定してキャップを仮装着します。
20枚の配置を決めていきます。ファースト蹴る子は縦のデザイン、ファイナルキックは横なので意識して配置をしました。
蹴る子には並々ならぬ思いがありますのでできるだけ良いものを皆さんにと思いながら作りました。
もともとはおまけのつもりで始めたこのボード。当初の想定よりも良いものになったのではないかなとひっしーは思っております。お仕事度外視で手入れをしましたのでぜひお楽しみいただければうれしいです。
キャップのボードへのはまり具合は木の個体差で緩いきついがあります。ゆるめの場所はさかさまにすると落ちてきます。きつめの部分はバックボードを外して取り外しをしてください。(背面のナットを外していただければ簡単に取り外しができます)
ご購入者様にはお知らせをお送りさせていただきましたが、3/13(日)14:00から直接手渡し会を開催します。
今回遠方にお住いで参加が難しいお客様が多く申し訳なく思っております。
バックボードにいふじ先生のサインを入れていただき、この模様はブログでレポートさせていただく予定です。
(キャンセル分を当日1点だけ当日販売が可能です。ご希望者の方は明日AKIBA店で14:00にお集まりください。複数名の場合は抽選となります)
キックサイドへ蹴る子イラストを載せて販売することはもうできなくなりますがAKIBA店の外看板、AKIBA限定販売ヨーヨーなどで蹴る子の姿を見ることができます。
キャラクターを生み出してくれた いふじ先生、いままで支えてくれた客様。本当にありがとうございます。
今後も末永く蹴る子を愛していただければ幸いです。