ついに!お問い合わせの多かった火力少年王5シリーズの商品が入荷しました。中国では30種類以上展開されていて正直全部入れてみたいのですが、社内の反対にあい、厳選したアイテムだけ入荷しています。
火力少年王とは?
時価総額で世界第二位の規模を誇る中国の玩具メーカー、Auldey(アウディ)社が仕掛ける中国では今回で5シリーズ目になるヨーヨーアニメです。昨今の中国のヨーヨーブームはすべてここから始まっていて、特に火力少年王3(2010年)、火力少年王4(2011年)で競技ヨーヨーシーンも含めたヨーヨーコミュニティーが出来上がりました。
学園モノだった前作までと世界観がうってかわり、今回の火力少年王は学園設定の内容で放送された去年までの火力少年王5と今年放送された”延長戦”とも言える精霊世界に旅をしてのファンタジー路線の火力少年王となりました。
商品展開にあわせ、ストーリーと世界観が変化しています。精霊に力をもらい、それが宿る形でのカスタムパーツをヨーヨーにつけることが出来るようになっています。
ここらへんは仮面ライダーや戦隊のおもちゃがおもちゃありきでそれに合わせてストーリーを作っているところに通ずるものがあります。
主人公のヨーヨーは進化に合わせて数種類存在し、味方キャラ、ライバルキャラ、敵キャラの全てにヨーヨーが割り振られていて、そのキャラクターに合ったヨーヨーになっています。また敵のキャラクターも進化するものがあるのでプラスティックからメタルに進化するなどストーリー展開にあわせてヨーヨーが成長し、子どもたちもその成長をヨーヨーの性能の違いを通じて知ることが出来ます。
ヨーヨーしている人からすると同じ地球上とは信じられない、パラレルワールドで起きているような、ヨーヨーを売るために作られたアニメとそれに伴う中国全土での莫大な規模でのプロモーション、中国以外の世界中のヨーヨーの売上総計よりも多い量が中国国内で数ヶ月で消費されている市場規模を背景にした夢のような展開をしています。
度重なる訪中で火力少年王のヨーヨーもすべて見てきているのですが去年の5は競技ヨーヨーとしてもクオリティーが高いもののシリーズになってきていました。ただ一般的なヨーヨーとなにが違うかというとそこまでの違いはなく、国内に紹介してもアニメのストーリーがない中では中々受け入れてもらえないと思い、入荷を見送っています。
そして今回の入荷ですが、いくつか理由があります。
まずは
1)カスタマイズできる!
精霊の力をヨーヨーに宿らせる!
ハブスタックユニットやLEDユニットが発売されたことで、競技ヨーヨーのクオリティーのヨーヨーにパーツを付けてカスタマイズ遊びができます。おもちゃ視点からのアプローチは今までもありましたが競技クオリティーのヨーヨーにパーツを付けてカスタマイズするというのはありそうでなかった視点。これはぜひ紹介したいと思いました。
2)ポジトロンが登場!
アウディ版ポジトロン/Positron Auldey Version.
あのターニングポイントがAuldeyとコラボ。TP本家の名前をそのまま使った初のコラボレーションとなっていて、パフォーマンスも肉薄しています。
廉価版ポジトロンではなく、戦えるポジトロンがこの値段で手に入る!しかもカスタム出来る、というのは皆様にお届けしたいと思いました。(日本への並行輸入品扱いですが、ターニングポイントの木村氏にはご快諾頂いています)。
さらにはヨーヨーオフィサーともコラボしてます。
既存のヨーヨーブランドと玩具メーカーがコラボするあたりにもアウデイのヨーヨーに対する本気度が見て取れます。
玄魔 はアレススター譲りのストレート形状のモデルです。こちらもレベルの高いところで完成した形状になっています。
ついにはバイメタルも登場です。
3)初心者向けヨーヨーの決定版。
レネゲイドじゃん、とか3In1ノージャイブであった、というコンセプトかぶりが問題ではなく、このヨーヨーの凄いところは圧倒的な使いやすさと非常に簡単でありながら初心者が落りがちな問題をすべてクリアしているヨーヨーを止める仕組みにあります。
ハイパードラゴンにあったZロックシステムが正統進化してこのヨーヨーには取り入れられています。ネジではないヨーヨーロック方式でドラゴンの欠点であった剛性のなさもクリアしており、さらにベアリングヨーヨーにありがちなパーツ紛失という問題もアクセルがベアリング一体になっていることで起きません。
ほんの数秒でヨーヨーチェンジが実現します。
ヨーヨー設計関係者にも一定の衝撃を与えたこのモデル、カスタム出来るヨーヨーのクオリティーの高さに紛れてしまいそうですが、スピンギアとしてはヨーヨーの歴史に名前を残すかもしれない銘機だと思い、入荷しました。
4)アニメーションパッケージ
いままでのシリーズもアニメ絵がパッケージに入っていたのですが、いわゆる日本的なクオリティーに仕上がった今作のシリーズはパッケージも壮観でした。その中で厳選をして、ヨーヨー性能的にも素晴らしくパッケージも良い感じのものを一点だけ選んできました。
中国はパッケージの大きさがものすごく送料に反映してしまうため、ポジトロンなどは現地でパッケージを開封しての本体のみ入荷が基本となるのですが、このヨーヨーはパッケージもついています。
ハブスタックとメタルのインナーリムウエイトを搭載し、ヨーヨーとしても使いやすい機種に仕上がっています。もちろんサイズCの凹型ベアリングでバインド仕様です。