2014年のトレンドを一まとめ!ベンチマーク2014年版発売。
ヨーヨーの1年の設計トレンドをサイドエフェクト搭載のヨーヨーで振り返るベンチマークシリーズ。2013年モデルはすべてがヨーヨーの基本スペックとも呼べる直径、幅、重量が統一されていました。
その名のとおり、オリジナリティーあるデザインではなく、多くのブランドが採用したベースとなる”基本形状”をベンチマーキングしたシリーズはある意味ワンドロップらしく、うまい企画だなぁと感心してしまいます。
その企画が2014年の年の瀬、またやってきました。基本の3つの形状は引き続き採用されて、さらに今回は"W" が追加されました。
左からからW、H、O、Vです。
すべての機種はカスケードやサミットに採用された”ドロップステップ”と呼ばれる重量配分を取っています。幅を出すために外周部分は薄く、回転力と安定感を確保するために中間部分に重量を盛っています。
フェイスと呼ばれる横から見た形状は全機種ほぼ同じです。
ベンチマーク2013のスペックと比べて、
直径 -1mm
幅 +1mm
重量 +1g
2014年のメタルヨーヨーのトレンドが65g前後の従来からすると軽量化されたものが多く出たことを踏まえ、反映されています。
W,H,Oは去年からの継続シェイプとなっていますが、2013年のトレンドと2014年のトレンドの違いを比べる上でもほぼ同じ形状で1g軽いとどう違うか、を体感することができるヨーヨー辞書のような役割も果たします。
FlatCaps(フラットキャップス)と呼ばれる新しい3.3gのサイドエフェクト搭載です。
ここまで書いてきて新しく加わったのはWだけどWの形状って今まであったVでは?と思いませんか?実は僕も発注のとき間違えてWを多めにしたのですが新規追加はVでした。(あわててVを追加発注、、、)。ご注文の際はご注意ください!
ワンドロップいわく、新しい形状(青いヨーヨー)は名前のとおり、本当のV形状で、今までVと呼ばれていたものがWingシェイプ(もしくはダブルストレート)でWの名前にふさわしいだろう、とのことです。なのでこちらがVです。
↓↓そしてWはこちら↓↓
Wも重量配分やスペックが最新モデルにアップグレードされています。
新しい2014年版ベンチマークを楽しみましょう。
2013年度版のベンチマークを持っていても、2014年のベンチマークは2014年ならではのトレンドを踏まえています。1年間のヨーヨーの設計トレンドの変化は小さな違いと感じるかもしれませんが、その違いが重なって数年たつとまったく違う違いになっていきます。その違いをサンプリングして保存しておけるベンチマークシリーズはヨーヨーの使用感という保存できなかったものをその時代時代で切り取ってアーカイブにできる貴重なコンセプトシリーズだと思います。
スペック
2014
直径 55mm
幅 43mm
重量 65.3g(サイドエフェクト抜き62g)
レスポンス フローグルーブ
ベアリング 10ボールサイズCベアリング
仕上げ ピラマット仕上げ
アクセル サイドエフェクトシステム