大手ブランドSweets Kendamasが満を持してリリースした新形状がスピンギアにやってきました。
発売前から日本でもSNSで話題でしたが、気になる使い心地は??どこが変わったの??等の疑問を実際に使いながらレビューしてみましょう!
すでに販売開始しているので気になった方は↓の商品ページもぜひチェックしてみてください!
1:サイズが大型化
現行ブーストシェイプと比較すると高さが高くなり、横幅も僅かに広くなりました。
実測値で全長168mm/横幅74.5mm/たまの直径62mm(ブーストから+1mm)
KWC(けん玉ワールドカップ)で使用できるけん玉は全長170mm/横幅75mm以下というルール(※)があるのですが、新作アンプシェイプの実測値はほぼ規定値いっぱいのフルサイズ化しました。
(※ブログ公開当時の情報です。2023年競技ルールでは横幅の規定が撤廃され、けんのサイズ規定は全長のみに変更されています。/2024年1月追記)
全長が長いことでジャグルやフリップのキャッチがかなり楽になり、横幅も月面着陸系などに好影響をあたえるアップデートになっています。
2:小皿が大きくふちも広い
大皿と中皿はブーストの時点で大きかったのですが、アンプシェイプでは小皿も大きくなり、大皿との差が少なくなりました。
大会では大皿小皿両方の月面を使う場面も多く、このダブル大皿とも言えそうな形状はかなり強い武器になります。
加えてお皿のふちも拡大し角度の調節もした結果、うぐいす系やたけうま系の技も乗せやすくなっていました。
余談ですが、実はけん玉ワールドカップ規定ではお皿のサイズには規定がありません。(厳密に言うとKWCで使われるチェックボックスの形状的に中皿は44mm以上だと検査に通りません)
ですが玉の直径やKWC規定の全長/全幅との兼ね合い、月面着陸のときに指にけんが当たらないサイズというのを考慮するとアンプは実質MAXサイズになっていると思います。
(今後の技の進歩やルールのアップデートでまた状況は変わるかもしれません。)
3:中皿まわりも進化
中皿のふちは段差を減らして中皿極意がかなりぐらつきにくくなりました。
大きくなった玉の穴に合わせて設計されていて、玉を乗せたとき非常に安定感があります。
すべり止めは細めの設計で、一見すべり止め極意は考慮されていないのかなと思ったのですが、実際に使ってみたらしっかりと3点支持でバランス良く乗ります。
アメリカではすべり止め極意をやるシチュエーションが日本より少ないので不安だったところ、スイーツはしっかりしていて流石!と思いました。
中皿の重心調整穴は結構深めです。ブーストよりも広めに穴が開いていて調整効果も高いと思います。
穴のあるなしでタップの跳ね上がり方などに好みが分かれるところなので、穴なしは今後のバリエーションに期待。
(たまたま来社したチームスピンギア福島選手に渡したところ普通に6タップをやっていたので恐らく穴ありでも全く問題はないです)
5:他にも良い点がたくさん
実際に使ってみて気が付いた細かい点も見ていきましょう!
まず写真の赤丸のところ。玉と皿胴の接点がふちギリギリの位置に変わったことで玉を抜くコントロール性が良くなっていると思います。
玉の直径が大きくなったことや皿のふちを広くした設計に加えて、風車(ガンスリンガー)のやりやすさも確保した皿胴のカーブの副産物かもしれませんが、玉が抜きやすい(≠抜けやすい)のは個人的に好きなポイントでした。
わたくしスタッフあきらの好きな技まさかりは、大皿側はしっかり皿のふちとすべり止めで支えられるのでブースト同様やりやすいです。
小皿側は標準状態だと微妙に届きません。これでも普通に乗るので問題はありませんが、まさかり重視のセッティングにしたい場合は少し皿胴を深く押し込むと使いやすくなります!
けん軸の結び目を収納する窪み(呼び名が分からないので知っている方がいたらリプライお待ちしています)
結び目がしっかり入る広さがありつつ、糸が抜けたりけん先が折れたりしにくそうなちょうどいいサイズでした。
糸自体の長さも実測値で65センチくらいあり超ロングストリング仕様です。
まとめ
実際に買って使ってみて、やはり第一印象は「楽につかえる」です。
フリップの掴みやすさや静止技(バランス技)の乗せやすさなど、気軽に技にチャレンジできるモデルなので気になった方はぜひ使ってみてくださいね!
では、では。また次のけん玉ブログをお待ちください!