おすすめこまは目安です。見本動画にもあるように、上級者は4段もすべてツバメで行うことができます。ただ難しいこまで新しい感覚を身につけていくよりはこまが選べる時代なので、やりやすいこまで感覚を身に着けてから一つのこまで全部できる、という段階を経ていくほうが変な癖もつかずまた近道です。練習や努力に近道はないですが効率の良い練習方法、理にかなったこま選びというのは怪我なくスマートにマスターしていく上でのひとつのやり方だと思います。
赤字は日本こままわし協会公式サイトの説明です。
通常の文章は当サイトの補足となっています。
こまを90度程度傾けて回し投げ上げ、親指と人差指で作った谷間にのせる「つまみ食い」から、手を上へ返す(別名扇風機)。もしくは、つめに乗せる「つめのせ」(みんみんぜみ)でもOK。
スタンドアップをしていても指の上でのこまの姿勢制御はまた別の感覚になるのでこまがおきてしまったり、寝てしまってうまくいかないことが多い。歳差運動に合わせて体をひねるのと、こまの軸のさす方向に手を動かすとこまが立ち上がり(起きる)、こまの頭の方に手を動かすとこまが倒れる(寝る)という見た目の感覚と逆になることを把握できると指上でのコントロールが容易になる。
旧段位認定にあったみんみんぜみ(つめのせ)に行く前の段階。みんみんぜみは爪を伸ばしていないと極端にやりにくく、爪が無い(衛生上の理由で子供の多くが爪を切っている)人たちでも行いやすくするために変更された可能性。曲独楽でも演じられる動き。
おすすめこま:ハヤブサ太刀ー金属の輪、角軸の軸が太すぎず細すぎずなのでやりやすい。Mozuの太軸だと太くて摩擦が大きく、指からこぼれやすい
またの下で水車まわし。別名ふんどしかつぎ。
こまを高く上げすぎず、素早く紐をつかむのがポイント。足を上げずにできるように慣れば達人クラス。最初は足が上がっても良いので股の下でひもを真っ直ぐにできるようにしよう。紐を通すときは足が上がってもよいが、こまを取るときは両足は地面についている必要がある。こまの回転に合わせて体を捻っていく必要がある。
おすすめこま:ハヤブサ太刀ー角軸でひもがとまりこまが落ちない。直径の大きい感覚に慣れればツルだと成功の可能性が急上昇
親指のはらにのせてまわす。空中技からであればのせ方は自由
動画のように直接つまみ食いのようにもち、親指のはらに乗せるのが達人のやり方。それ以外にも左手に乗せてから親指に写しても検定の基準としては合格。道具を使わない方法であれば入り方は自由。人差し指と中指の背を使いこまを持ち上げ親指を差し入れるバルタン式(バルタン星人がカニのような手をしているので)がやりやすい。ダイレクト空中バルタンチャッチからの腹のせにもチャレンジ!
大車輪後、体のまわりをまわす
大車輪、背中の後ろを通して手に乗せる。体制を立て直すために1周体の前でやるのはどちらでもよい。こまを振り回しすぎず、また遠慮しすぎないのがポイント。力が強いと飛んでいくし、振りが弱いとこまが落ちてしまう。
ひものせから空中へこまを投げ上げこまを縄跳びする
前跳びでも後ろ飛びでも回転方向は自由。こまを高く上げるとなわとびできないので膝のクッションを使ってこまをちょっと”浮かせる”イメージで。けん玉の動きを参考にするとよい。
へび3周以上。空中手のせの後、ひもを手首に3周巻き、こまを伝わせて手首の周りをまわす。最後はそのまま伝わせて手に乗せても、跳ね上げて手に乗せてもOK。
最新のこま技といえばこれ、というくらいの人気かつ難易度高めの技。難しそうに見えるけれどもきちんと練習をすればコントロールできるやりやすい技になる。練習時には角軸などこまが落ちない工夫のしてあるこまを使うとよい。腕の下の方を使うとひもの長さが足りなくなる時があるので手首あたりに巻きつけるのを意識。あとはひもがきつすぎるとこまが動く余裕が無いので、手のひらのあたりにすこしだけたるみを作り、手首に巻き付けるひももきつく締めすぎないように。3周はきつすぎてもゆるすぎてもこまが落ちてしまうのでちょうどよい力加減を見つけよう。
おすすめこま:ハヤブサ太刀
腕の上下を小さくまわす。上下3セット。空中手のせの後、こまにひもをかけ、放り出して振り回す。手の下側と上側を回して1セット。
回転半径を大きくするとロスが大きく、こまが止まりやすい。小さすぎるとスピードが出てコントロールしにくいので自分の力、身長、こまにあった紐の長さを見つけて回す。振り回すのではなく、紐がたるまないように流れでやると良い。
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