スピンギアの定番商品、スピンガジェットの素材違いバリエーション。
#スピンガジェットトリロジー 第一弾のPOMに続いて登場するのは、SL!(Silicon)
ヨーヨーの常識を覆すやわらか素材!硬さが必要な最小限のナット周り、中心部のスペーサー周り以外のボディをシリコン化したことで業界一のシリコン化率となっています。
スピンガジェットシリーズなのでキャップももちろんハマり、リングもはまりますが、回転の遠心力でボディが変形するため、パーツ類が飛散し非常に危険です。カスタマイズしたくなりますがこのシリーズは無茶をせず、このままお使いください。ナットを通常のものに変更して、ディスプレイ用としてキャップを装着しておくととってもかっこいいです。
当初はキャップ付きモデルとして発売しようかと検討していましたがやわらかさゆえ、ワンスローでキャップが吹き飛ぶ仕様となり、キャップ装着標準化を断念したという経緯があります。
また競技プレイヤーのフルスローもヨーヨーが変形するためブレブレになり、危険です(シャーク投げ厳禁)。
やわらかいヨーヨーにあったやわらかい投げ方で遊んでいただければと思います。スピガジPや過去の機種とは異なり素材の趣を楽しむためのヨーヨーで使いやすさなどは一切考慮しておりません。
シリコンボディで遊べるのか?という疑問に関しては犬の散歩などは全くできませんがそれ以外の技は思ったよりもしっかりと遊べる印象です。
トラピーズやブレインツイスターは余裕ですがヨーヨーの回転に頼って振り回そうとするとボディと干渉してすぐに回転が止まります。初心者の人にとっては気軽に上げ下げからスリープやアラウンドザ・ワールドなどして遊べるヨーヨーです。
上級者が使いこなそうとすると技のレベルを落として制限の中で使わないといけないです。
できないことを無理にやろうとするとストレスが溜まるので手癖にできるルーティンを見つけて、ひたすらそれを繰り返すのが楽しい遊び方かと思います。早くても遅くてもダメという”使いこなそう”とするとなかなか癖のある機種になっています。
シリコンボディにプラスティックベアリングなのでストリングが濡れることを気にしなければプールサイドでも遊べるヨーヨーとなっています。海水につけた場合はナットが錆びる可能性があるので水洗いをして塩抜きをしておいてください(サビなどは保証の対象外です)。メーカーとしては推奨しませんが普段できない遊び方ができるので色々なところで自己責任で遊んでいただければと思います。
ヨーヨーの水洗いもできるのでアウトドアでも活躍間違いなしです。
流通を前提にした量産化したためのこのコスト感ですが、通常の競技モデルとして小ロット製造した場合、プラスティック機種以上の金型代がかかるため、1万円以上の販売価格になります。その差額のお買い得感も楽しんでいただければと思います。
そして#スピンガジェットトリロジー、最後に控えるのは過去商品化を目論むも大手ブランドですらその素材の不安定さから定番化を見送った難素材をヨーヨーに落とし込みます。試作品から図面を大きく変更しての試作なし一発製造のため、現時点ではヨーヨーとして機能するのかも不明というギャンブル機種となっています。入荷後、きちんとレビューをして使えることを確認してからの販売となります。トリロジーラスト機種がお蔵入りしないように頑張ります。
SGクルーが遊んでみました! #スピガジSL