紐について考察するブランド、ストリングマスターより第2弾の製品はこま紐の問題点を解決するパーツの提案です。
3Dプリンタで印刷したこまのパーツです。
必須道具ではないですがこま技の可能性を進化させます。
軸(アクセル)に紐をかけるためのアタッチメントです。
初心者の人には紐がかけやすくなります。また上級者にとっては紐と比べ抵抗がないので紐離れがよく、またダイレクトムチやヘビなど紐をふる動きの際、ウエイトとして効果を発揮し、ひもの動きを的確にコントロールできるようになります。
ツバメ、ヒバリをターゲットに調整されていますがMozuなど他のコマでも動作を確認しています。
簡単に外れやすく、しかししっかり引っかかる穴の形状の試作を繰り返し商品化。今後もどんどん改良していければと考えています。
紐を巻く際にしっかりを引きつけてから軸に巻き付けないと摩擦がないため簡単に解けてしまいます。
3Dプリンタで製作したメリットは軸の太さに対して保持力がありつつ抜けやすい専用品が作れるということと、重過ぎず軽過ぎずの重量調整ができるので市販の道具をこまに流用するよりは使いやすさの面で優位性があります。
しっかりと投げたい時にあると便利な道具。
初心者の場合、指の間に紐を挟むだけだと保持力が弱く、すっぽ抜けて飛んでいってしまう場合もあります。紐を挟む位置も中指と人差し指の間だったりするのでこれを機会に写真のように薬指と小指の間に挟むスタイルにするとより技がやりやすくなるかと思います。
上級者の場合、全力でスローすると、こまの重さで抜けてしまう場合があり、それを防ぐために小指に紐を巻き付けるなどの行為をする場合もあります。毎回巻き付ける動作をするのはフリースタイル演技においても時間のロスでありまた巻き付けるために紐をその分長く用意しておかないといけないという問題もあります。
エンドボタンがあることで、手を握り込んで指と指をしっかりくっつけておけばこま紐が飛んでいくことなく、安全に強スローが可能になります。
頭の中から”抜けないように、紐を押さえておく”というタスクを減らしてよりコントロールと投げる強さに集中できるためのアシストツールとなっています。
5円玉を使う人もいます。ただあまり重すぎるとコマを投げた後の技の展開に差し支えがあるためエンドボタンは軽い方が取り回しがしやすいです。普通のボタンや切り抜いた下敷き、ペットボトルのキャップ、王冠など身の回りのものを使うのも楽しいと思います。
スピンギアの製作しているエンドボタンは外周の6個の穴の直径が約5mmで作られており、5mm直径のメタルウエイトを搭載することが可能です。またネオジムマグネットを使うことで収納や練習時の紐の置き方に革命が起きる可能性もあります。
3Dプリンタで印刷しているため、個体差や、仕上げに荒さがありますが製品仕様となります。