モズ'24 /Mozu'24

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説明

重量(PC) 約83 g
重量(POM) 約87 g
直径 70.0 mm
本体厚さ 31.2 mm
軸の長さ 60.8 mm

Mozuシリーズとしてはバージョン3となるアップデート。今回から年号を商品名に加える形でモデルナンバーを管理していければと思います。

リムとボディのバランスを若干変更しましたが基本的な使用感は変わっていません。また軸がステンレス軸になったことで耐久性が増し、軸先が削れたときも紙やすりなどで直すことが容易になりました。


以下、前作のMozu情報

試作モデルとして人気を博したモズが新しくなって登場。
プロトタイプ的な意味合いの強かった前作と比べ、より高性能、ガチ勢向けにチューニングされています。

全日本こま技選手権連覇したこまのたけちゃんが、2018年、2019年と2年連続使用していた”競技用”チャンピオンモデルです。

(製品仕様)
ひもが1本付属します.蓋にあたるパーツは付属しないので紐の巻き方にこだわりたい人は別売りの鍔(ツバ)パーツをお買い求めください。
・専用設計なので、従来パーツの、太刀、小太刀やキャップ類を装着することが出来ません。
・POM樹脂の調色の際に発生した軽微な色むらや白点が発生していることがあります。

・POM製(不透明色)とPC製(透明色)で重量が異なります。

青には前述の白点が発生しています。製造上の工程で生じる軽い傷に関しては価格の高騰を避けるため回転に問題無いものは良品として扱っています。

*カラーリングについて

カラーリングには入荷時の細かな傷が発生しています。価格の高騰を防ぐため使用に問題がないものは良品として発送を致します。以下のご説明をご確認いただきました上でご購入をいただければと思います。

ステンレスの下地に化学処理で着色をしています。地面にぶつけて擦るなどをすると色がとれて下地の色が見えます。またオーロラカラーは着色上の仕様で、電極部分に色がついておらず、文字通りオーロラのように均一に色がついていません。また黒や金のリングの一部は輸送時の細かい線の傷があり、塗装が剥げている場合があります。使用に問題がある物は取り除いていますが、価格維持のため、ある程度の傷が発生していることをご了承いただければ幸いです。

直径が大きくなっているため、こまの投げ出しはゆっくりです。投げてすぐ引くとスッポ抜けることが多いので一息入れてから、大きく引き抜くように、直径の大きいこまの投げ出しに慣れてから力を入れて投げるようにしてください。早い動作で振り抜かなくてもこまの直径と最大外周に配置された重量バランスでMOZUは力強く周ります。

MOZUは直径が大きく、従来のパッケージに入らず、また、プロ向け仕様として販売させていただくので、当面は、パッケージは無い仕様となります。

ブレについて

独楽の制作の上での課題として、外周に重さを集め、重量配分を追求すればするほど、加工精度が要求されることがわかってきました。缶コマなどの軽い独楽は精度が出ていなくてもある程度きちんとした形で作ればブレなく回りますが、より長い時間の空転を求めて独楽の性能を上げると、加工精度もミクロン単位での精度が必要になってきます。独楽本体は旋盤で削り出しており、回転体としての加工精度は非常に高いですが、軸と組み合わせた際、両者の微妙なバランスのズレがブレ(暴れる状態)や振動(指の上で回した時に感じる動き)になって現れてきます。

奇跡の組み合わせでほとんど振動を感じないものもありますが、太刀(ステンレスリング)装着のものはほとんど振動が発生しているとご理解いただいた上でご購入いただければと思います。

落下を繰り返すことで振動がひどくなることがありますが殆どの場合がリングが衝撃でずれているために起きています。指でリングを押し込むとブレが改善しますのでお試しください。真ん中に穴を開けた木の板を用意して、こまを逆さまにしてプラスティック部分を押し込む(場合によっては踏む)とリングがきれいにハマります。踏み込む場合は体重のかけ方を気をつけないと怪我をしたり、軸を曲げる可能性があるので注意してください。

今回のMOZUからは重量と直径が増えたこともあり、軸やボディへの負担が従来のこま以上にあります。曲独楽と同じく、硬い地面の上で落とすことでバランスが崩れブレが発生したり、軸が曲がったり、最悪本体が壊れるリスクが有ると理解した上で遊んでください。今まで以上に上級者向けのこまといえるでしょう。

ここでいうブレとは木製鉄輪独楽にあるような暴れる指の上で回らない”ブレ”ではなく、あくまでも振動です。すべての商品を手で検品し、実際に投げて確認をした上で指先で問題なく回せることを確認した選別を行っています。指の上で回らないレベルの暴れ方をするものは事前のチェックで避けてあります。



(マジコマプロジェクトについて)

道具の進化が遊びの幅を広げてきた様子をヨーヨー、けん玉とシーンの中心で見てきたスピンギアが次に目をつけたのは日本の伝統文化、独楽です。

従来遊ばれている独楽は玩具の域を出ずに、精度やパフォーマンスではなく、低価格の駄菓子屋で売られている駄玩具として、コストを優先に作られている現状があります。

遊びが文化として発展していく上で、よいこまがなければならない、が出発点です。

技術を習得する以前に一度に多くのこまを買い、選別をして当たりを引く必要が有るという状況では独楽の遊びが発展していくことも危ういという緊張感の中、この企画はスタートしました。

2015年12月28日に行われた独楽の全国大会では先行販売分のSレベルはすぐに完売するほどの人気を見せ、特にいままでブレるのが前提だった独楽の世界でヨーヨーで培った回転体に対する設計技術とノウハウを適用することで驚くほどのパフォーマンスの進化を遂げました。

耐久性もあり、独楽に適した素材のPOMをCNC旋盤で削り出し、競技用ヨーヨーと同じ精度のレベルで仕上げてあります。

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