イラスト:いふじシンセン
9月10日 ソリッドオレンジと乳白色の限定カラーが登場しました!
八王子市でのこまの世界大会開催を記念し、八王子の町工場と連携し、八王子産のこまを作りました。
八王子で作るだけでは意味がありません。国内の工場で作る品質の高さを生かした設計、いままでのこま開発の集大成とし、床だけではなく、手のひらの上で遊ぶことが当たり前になる、こま回しが初めての方から安心してオススメできる新世代のスタンダードとなるこまを目指して開発しました。
重量を追加するためにリム部分を厚くし、性能をアップ。素材は透明度の高いポリカーボネート。重量37gとツバメよりもやや重たくなっています。
従来のこまに常識として存在した「紐を巻く部分にある段差やギザギザ」は一見摩擦を増やすためのギミックと考えられてきましたが、形状と角度を工夫することで紐の巻きやすさは表面がつるつるでも巻きやすさは従来品にくらべて大幅に進化しています。
こまの歴史上、見たことないレベルの透明度を目指し開発。金型にも工夫を凝らし、プラスティックが流れ込むゲートの位置や型から取り出すときのプッシュピンを見えないようにする工夫したため、製品を見てもどこにも傷や凹みのないきれいな形状になっています。
ツバメ/ヒバリ以上、ハヤブサ未満。エントリーモデルとして安全性にも考慮しつつ、技のやりやすさも追求した新形状の軸。カスタムをしてウエイトを入れた場合、ツバメのストレート軸だと重さで抜けてしまう可能性があるため、ツノ軸などと同じ段差のある軸を採用。頂点部が3mm、先端が4mmの軸をデザインしました。軸の軽量化による性能アップと段差による抜けにくさで競技用こまとしてのスペックを満たしています。
綱渡りやヘビをしたときに紐が外れてしまうことを防止する、少しだけの出っ張りも取り入れています。
これにより最低限のひっかかりが生まれています。想定していないところでひっかかることも減り、上級者にも使いこなしの幅が広がる設計です。
軸先は2種類から選択可能です。安全かつ地面で長く回る一般向けのラウンドアクセルと、手乗せからの技を中心にやりたいプレイヤー向けのシャープアクセルです。
しっかりしたひっかかりが欲しいというプレイヤーには内径4mmのベアリングやワッシャーなど装着が可能です。工夫をしてよりやりたい技に特化した軸周りを追求してみてください。
ベアリング装着の場合はKサイズ(840)ベアリングを使用します。
ペンチなどで軸に軽くキズを付けて圧入する形になります。
内径が48mmの段差を採用しているため、ヨーヨー用のウエイトリングが使えます。
(ゆるい、きついなどハメ合いの相性はありますので改造扱いのパーツになります)
また従来のシリーズのようにツバをつけることもできます。今後の専用パーツの開発も予定されています。
色々とカスタマイズできるこまとしてもオオルリを楽しんでください!
プラスティックの射出成形のため、削り出しのこまに比べると精度の面でかなわない部分があります。目に見えないレベルの歪みにより振動を感じるものとまったくないものがあります。今後のロットで製造方法による改善を目指しますが、今回はすべてのこまを1つづつ投げて検品をし、暴れるようなものは不良品として除外し、それ以外の振動がややあるものから全くないものを良品としています。いくつかお買い上げいただいた中で個体差がある場合がありますが、ご理解いただければと思います。