ボールベアリング入りのヨーヨーが発明されて以来、ボールベアリングのヨーヨーをどう戻すかは開発者にとって悩みの種でした。
ヨーヨーファクトリーのオーナーデザイナー、Yohans氏が発案したボールベアリング用のレスポンスシステムがブレーキパッドです。本体に対して埋め込む形のパッドという発想や、戻りと滑りの両立を果たしたという意味でも先駆者として大きな功績を残しました。黎明期の1Aヨーヨーの世界で愛用者が多かったモデルです。詳しくは関連ブログをご覧ください。
プレイマックスの商標、特許、商品在庫をすべてダンカンに身売りした後、ブレーキパッドはハイパーヨーヨーのフレイムウイングを最後に途絶えます。
しかし、自分が発想したアイディアのパッドに思い入れがあり、今回創業当時のモデル、グラインドマシーンの名前を冠したブレーキパッド搭載のモデルの発売となりました。
201などに続くヨーヨーファクトリー黎明期に活躍したプラスティックキャップも付属し、グラインドマシーンの面影を再現することができます。
ヨーヨー形状はバンブルビーGTの流れを汲むコンフュージョンシリーズとは一線を画しており、流行しているラウンドのモダンレトロ形状になっています。
直径が小さいサイズAのベアリングで軽い投げ出しでも回転が付き、ブレーキパッドの使用感が活きていて、戻したい時にもどせつつ、滑りもよいというフィーリングを楽しむことができるEDCヨーヨーの一つの正解となっています。モダンレスポンシブを楽しむならサイズCの引き戻しをお勧めしますが、ループとストリングトリックを両方楽しむミレニアムスタイルの場合はこのターボグラインドマシーンがおすすめです。コンフュージョンやゾディアックでしっくりきていなかった部分がコルクによって解決してしまっているのがヨーヨーファクトリーがこのブレーキパッドをあえて復刻させてきている理由に納得がいきます。
シュートザ・ムーンからのリジェネレーションでストリングトリックをして最後リジェネで切り返してキャッチ、が無限に楽しめる唯一無二のヨーヨーです。
付属のキャップを装着すると重量約63gになります。予備のブレーキパッドも付属しています。比較的寿命が長いので公式から補修パーツとして発売されるまでは不安なく使えるかと思います。また過去のパッドも使用可能です。
オマージュ元のモデルとの比較
ターボバンブルビーについての紹介