注意:オリジナルのフレームパターンを採用しているため、ヨーヨーから1cm程度のところに摩擦が発生していて、ストリングの消耗が早いので注意してください。見た目の良さを再現する上では初期ロットのオリジナルのパターンを採用することは外せない、という判断で制作に踏み切っています。初期パイロも同様の問題があり、ロゴを後期と変更しています。
Pyro Sixtysix Release from Chris K on Vimeo.
8つめのプロダクトは2012年に活動を終了したスイスのヨーヨーブランドHSPINからヨーヨーシーンの転換期にもなった単独機種で当時1000個以上販売したベストセラーモデル、PYROの登場です。初期搭載のストリングはhkmt equipment製66%ストリングとなっています。
パイロを66に落とし込むときの最大の難点は赤いPYROをどう再現するか、という部分でした。詳しくは開発秘話にて説明しましたが、当時モノメタルだったヨーヨーに改変を加えてバイメタル化する、という賛否が分かれる仕様を採用しています。
66%シリーズではアルミニウムのモノメタルはステンレスに置き換わるという暗黙のルールがあったのですが、今回のPYROではステンレスを赤くするという方法が無いため、見送られ、赤いアルミニウムボディに外から見えないリムをつける(インナーリム化)という手法によって見た目とパフォーマンスの両立を図りました。
7つめのEdgeBeyond66が過去最高のパフォーマンスのヨーヨーだとしたら2020年の最新機種、PYRO66は史上最高の見た目(と性能の両立)を果たしたヨーヨーとなりました。
ゴールドは金メッキの特性上、加工精度が高くてもメッキがブレを誘発してしまうため、すべてのモデルが微細なブレ(プレイはできる)を持つ、Flow to Loveモデルとなっています。
Flow to loveはG&E3のときに製品に発生した微ブレをアウトレットや、不良品とせずに、Flow to loveモデルとして販売したことに由来しています。
オリジナルパイロとの比較写真
オリジナルのPYROには紙+ラミネートのキャップが付属していたのですが、PYRO66ではコストの都合で付属できませんでした。
しかし、キャップが欲しい人もいるはず…と、データを制作しましたので公開しておきます。
データを実寸で印刷したあと、サークルカッター等で直径23.8mmでカットしてください。ラミネートしてからカットするとそれっぽくなります。