WY-008 PAKFAのアウトレット版です。リムが取り付けられていないモデルとなります。
リムの接続面や重量配分が丸わかりになってしまう、マニア必見のコレクターズアイテムです。
ヨーヨーとしても一応使用可能ですが、非常に軽く、実用的ではないことを予めご了承ください。
ストーリーブック8巻とのセットとなります。
《あらすじ》
真夜中の川崎の埠頭。豪機は銀色のサウスポーレオスナイパーとYukiko の名刺ヨーヨーを使い、得意の 3A で Yukiko の右腕を脱臼させた。だが隠し持っていた拳銃を突きつけられ、形勢逆転してしまう。
タクシーでエクリプスオーガを運ぶ霞美の後方から、京獅郎と新型 IC ユニット「MK-IIコア」を搭載した「レオスナイパーMK-II」が追跡。一刻も早く豪機を救出しなければならないが......。
笑いながら果敢に Yukiko に挑む京獅郎の姿と命懸けの霞美の言葉から、豪機は自身の使命を悟る。
戦いの行方はエクリプスオーガのバイオスピナーシステムとレオスナイパーMK-IIの MK-IIコアに託された。同時に、未来では一つの出来事が起こる。
20XX 年。軍需産業マーシャルインダストリが開発した量産型ステルスオーガ
通称「PAKFA」(パクファー)が、陸上自衛隊の制式装備として配備される。
日米同盟による対テロ市街地戦闘を想定し、肉体を超人化させ互いに言語と思考の異なる二国間の歩兵の頭脳をヨーヨーを通じて電気的に統制するインターフェース。これこそがバイオスピナーシステムの本当の姿だ火野霞美と氷浦豪機の暗躍によりついにヨーヨーが兵器運用される未来は訪れた......!!
〈商品について 〉
劇中では20XX年の未来で陸上自衛隊に制式配備されるヨーヨーです。
名称はロシアのステルス戦闘機のシリーズ名称である「PAK-FA」に由来します。
副題「量産型ステルスオーガ」ということで、旧ステルスオーガのシェイプを踏襲していますが「量産型」らしく、パワーよりも万人に扱える操作性重視の観点で設計されています。アンダーサイズで軽量級なだけでなく、リムの先端と、ストリングが触れるエッジ部分が丸まっているためキャッチも含めて十分にやわらかめのフィーリングと言えます。
劇中の時間軸で2015年以降に作られたバイメタルヨーヨーのリムは“新素材を採用しているため”真鍮ではなくステンレス採用です。(8巻時点で劇中未登場のシュナイダーMK-Ⅱも同様)
これまでモノメタルのアンダーサイズの多くは60g台後半と、重たいヨーヨーばかりでした。なぜでしょうか?
直径が小さいために回転性能を確保するには重量を増す必要がありました。
またアンダーサイズよりも小さいマイクロサイズのヨーヨーは直径に合わせてベアリングも小径化するところをアンダーサイズの多くはサイズCベアリング搭載に固執しているため投げ出し時に十分な回転速度(初速)を得られず、やはり重量増加に依存していました。
しかし、モノメタルの小さい直径で体積を増やしても、追加された重量の配分は内周に集中しがちで外周へ集中させるのは困難であり、多くのアンダーサイズ機種が俗に「ソリッド感」と呼ばれる中心に肉が詰まったような回転フィーリングを起こす傾向があります。
また理論上、ヨーヨーのスリープ力(本項では慣性モーメントの意)は重量よりも直径および直径方向の重量配分に累乗的に影響されます。足りない回転を補うために重くしたものの、そもそも直径が小さい時点で効果は小さいということです。
これらを克服すべく、バイメタルのPAKFAは最外周に重量を一極集中させる、ステルスオーガのリム形状を踏襲しています。総重量約61[g]に対しリム重量は両面で約31[g]です。総重量におけるリムの重量比ではステルスオーガMK-Ⅱやエクリプスオーガに匹敵します。
直径は小さくても直径方向の重量配分を最大限に外周に集中させればそしてサイズDベアリングの投げ出しの回転速度(初速の高さ)を足し合わせれば直径約51[mm](50台後半)、重量約61[g]と非常に小さく、軽くても、何ら回転性能に問題はありません。単純な回転性能ならばワンサイズ上のシュナイダーMK-Ⅱに匹敵するかそれ以上と思われます。
サイズDベアリングの長所を生かす、という点でもPAKFAは、レオスナイパーMK-ⅡやシュナイダーMK-Ⅱ同様に【バイメタル×サイズDベアリング×超軽量】という、一つも欠けてはならない三大要素を掛けあわせた設計になっています。
量産型ステルスオーガと呼ばれながらも、オリジナルの旧ステルスオーガとは180度真逆の方向性に収まりました。
シュトルム・パンツァーの女性スタッフもこれまでの機種で一番扱いやすいのはPAKFAであると言っているようにキャッチの痛さや、暴れるような感じはなく、レオスナイパーMK-ⅡやシュナイダーMK-Ⅱと並んでシュトルム・パンツァー最強機種の一つとなっています。
2015JNでサンプル展示、スポンサーステージの時から評判が良く、「早く発売してくれ」とリクエストが多かったのですが
ストーリーブック8巻の完成につきようやく発売いたします。
なおPAKFAは「渋いカラー」のみリリース予定です。ピンク、ライムグリーン、ブルー、オレンジ、レッド等のカラフルなアルマイトのリリース予定はありません。
性能面では現行ラインナップにおいてダントツの性能を誇っていますが「アンダーサイズ」というカテゴリ上、最終的な総生産数は少ないことが予想されます。