【販売終了】【11巻】RY-011 凱龍閃-Gairyusen

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STURM-GAIRYUSEN-SILVERBLUE
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説明

重量
61.2 g
直径 55.0 mm
全幅 45.0 mm
ベアリング D size

《あらすじ》

<完結編第2話>

 SPINATION戦で力を使い果たし意識を失った豪機は、決勝戦の朝になっても目を覚まさない。バイオスピナーシステムで強引に起こせば、豪機の意識は二度と戻らないかもしれない。
豪機&エクリプスオーガ不在のまま決勝戦に臨む霞美。だがリボルバイブル陣営で待ち構えていたのは、慈 緒鴉朱佳と、専用の新型ヨーヨー「凱龍閃」(がいりゅうせん)。
そして両脇を固めるYukikoと、以前ライフルで狙撃してきた眼鏡の男。宗教法人凱龍会は試合に紛れて霞美たち一派を始末すべく、プロの殺し屋を送り込んできたのだ。
このままでは優勝を逃すどころか、京獅郎と零太の命までも危うい。その時、Yukikoのカウンターウエイトの発光回路が点滅を始めた。その点滅の意味は……。

“タングラーで空気中の荷電粒子をかき集めてる……破滅の魔獣……!?”
豪機とエクリプスオーガの出会いは、これまでのすべての戦いは、この瞬間のためにある!!!

巻頭カラー特集「絶版未復刻戦闘機械獣のすべて 帝国軍編」
巻末カラー特集「絶版未復刻戦闘機械獣のすべて 共和国軍編」仕様・スペック

直径:約55mm 重量:約61g
全幅:約45mm 有効幅:約43mm
形状:インバースラウンドV5
ボディー素材:アルミ合金(A6061)(比重:約2.7)
カウル素材:削り出しポリカーボネート(比重:約1.3)
センターベアリング:CP-06 D9ボールベアリング(サイズD)
V5システム用ベアリング:サイズCフラットベアリング×2
レスポンス:CP-09 ブレードアタックパッドエコノミー
アクセル:M4-25
キャップ:ポッティングキャップφ18
制式番号:RY-011
発売年月:2018年6月予備パッド×2枚

<メーカーコメント>

設計コンセプト・フィーリング(コラム的な長文のため要点を段落ごとに分けています)
【コンセプト概要】
 シュトルム・パンツァーのストーリーにおける最後の敵・ラスボスヨーヨーです。
設計の詳細は下記に記述しますが、「ベアリングによりエッジがフリー回転して、
ストリングとの摩擦抵抗を激減する構造」、通称「V5」が海外で登場しました。
「V5は今後の競技ヨーヨーのスタンダードになるかもしれない!」と一部で
期待されながらも、2018年現在ではYYF社「ナインドラゴンズ」のように、
特殊用途のヨーヨーとして認識されている傾向があります。そこで特殊用途ではなく
『これなら本当にV5が競技ヨーヨーのスタンダードになるかもしれない!』
というインパクトを目指して開発したのが凱龍閃です。

右の写真のクリアオレンジの部分がベアリングで回転するため、
ストリングとの摩擦抵抗を低減します。
61gというV5搭載機としては異常なまでの軽さ、
そしてカウルとボディーの間に段差がありません。
ぜひV5の『可能性』を感じるべく、お手に取って欲しいと思います。


※言うまでもなく、凱龍閃のモチーフは、アレです。


【V5との出会いから、凱龍閃の発案まで】
 日本ではYOYO.Y社の「ジェットファイヤー」「ゴーストファイヤー」「ゴーストオービット」、
YYF社の「ナインドラゴンズ」により急速に認知度が高まった、フリー回転するインナーハブスタック。通称「V5」。
元は中国のヨーヨープレイヤー兼プロデューサーであるChen Jialin氏(または同氏のチーム、KuyoやTeamPreKing等)
がデザインしたとされています。またヨーヨージャム社の未発売の試作品の中にも同等構造のものが存在するとされます。

クーヨースター/クーヨーズゴッド/ジェットファイヤー

ゴーストファイヤー/ゴーストオービット/ナインドラゴンズ(V5シェル) 6機種いずれもChen Jialin氏が手掛けたもの。

 2013年にヨーヨーショップスピンギアに、Chen Jialin氏がおそらく初めて量産したV5搭載機であろう、
ヨーヨーミラクル社「クーヨースター」が入荷され、その後、構造を一新した「クーヨーズゴッド」が入荷されました。
著者がこの2機種を入手した時、V5システムに非常に興味を持ち、海外通販でも同等機種を購入しました。
さらに2015年世界大会のYOYO.YブースにてChen Jialin氏にお会いし、V5搭載機をコレクションしている旨を伝え、
ジェットファイヤーとゴーストファイヤーをその場で購入。
この時、『シュトパンのラスボス機はV5しかない!』と確信したのです。
(※この時点ではまだ、少なくとも日本語のテキストでは「V5」という名称はありませんでした。)
ストーリーブックの世界線では、バイメタルは軍需産業マーシャルインダストリの軍事技術で開発したものであり、
物語のスタート時点で主人公サイドは既にステルスオーガ、レオスナイパー、シュナイダー、エクリプスオーガという
最強のバイメタルを所有しています。最後の敵に相応しいヨーヨーはバイメタルでも廉価版モノメタルでもない、
また別の何かが必要で、超軽量V5システム搭載機の凱龍閃が敵陣営かつラスボス機となりました。
V5キャッチパーツ(シュトルム・パンツァーではRY-007 YUKIKOより「カウル」と称する)を、
POMではなくポリカーボネートの削り出しにすることで、
劇中における「集光パネル」および、必殺技「集光荷電龍拳」(しゅうこうかでんりゅうけん)を再現。
製品版ではオミットされていますが、劇中およびイメージバナーの凱龍閃には、ヨーヨージョーカー社「ルミナス」
のような透明のリングが埋め込まれており、こちらも集光パネルの一部分です。
「凱閃」と「宗教法人 凱会」のネーミングは、使い手である慈緒鴉朱佳が戦闘機械獣マニアであるという
キャラ設定と同時に、ストーリーの初期段階で既に決まっており、ナインドラゴンズとネーミングを被せたものではない、
ということは予め断わっておきます。


【超軽量V5システム(総重量61g)について】
 V5は「フリー回転するエッジ」であり、ホリゾンタル系トリック中の回転維持が主な役割なのだと思います。
しかしヨーヨーが傾いてもスリープがほとんど減らない特性から、システム自体は実は3Aに向いているのでは?
4Aではリターン時にストリングが掛かりにくくなるがソロハムには有効なのでは?
と、今後の発展を期待せずにいられません。しかし、総重量および内周寄りの重量配分が重すぎることが弱点です。
様々なV5搭載機を手にしましたが、70gオーバーがデフォルトとなっています。
それぞれのヨーヨーに設計の理念はあると思いますが、競技における実戦重視で考えれば望ましくはないと思います。
実は軽量なV5搭載機を作ることは非常に困難で、V5キャッチパーツに対して総重量が軽いと、
加工精度に関係なく回転ブレが起きやすいです。軽い方が良いが、軽くするのは困難、というのが私たちの答えです。
それは「加工・組立精度を上げて、内周かつ内側の肉厚を稼げばブレない」というシンプルな理屈ではありません。
凱龍閃の試作品をいくつも作っているうちに判明しましたが、「ヨーヨーの全幅が狭い方がブレやすい」という、
これまでのヨーヨー制作の常識を覆すような超常現象にぶつかりました。

(ただSY-006シュナイダー・ブレードアタックモードもそれに近い現象を起こしており、
外付けウエイトを外してしまうと、使用不可能なほどの回転ブレが発生します。)


【無段差形状とフィーリングの柔らかさ】
 主にプラスチックのヨーヨー全般に言えますが、ギミックを重視してパーツ点数が増えると、
メタルのヨーヨーに比べて回転に芯が通っていないと言いますか、頼りないフィーリングを受けます。
まずそういう類のフィーリングを極力受けないようにしたい想いはありました。
また流通するV5キャッチパーツの形状のほとんどが、いわゆるHプロファイル形状になっており、
もっと流線形の、無段差形状に出来ないものかと思い、ボディーとのつなぎ目がパッと見て分からないほどの
インバースラウンド形状を目指しました。遠目に見るとRY-007 YUKIKOを幅広にしたように見えます。
軽量化については、試作を重ねているうちに丁度良い重量配分を発見することができ、総重量61gで収まりました。
しかし軽量な上に重量配分がやや内周寄りなため、初速度を上げるために径の小さいサイズDベアリングは必須です。
V5の場合はストリングとエッジ間の摩擦抵抗をベアリングが吸収するため、外周部がやや軽めでも、
初速度さえ高ければ結果的にスリープ時間は伸びると考えられます。
完成した凱龍閃はイメージ的にはYUKIKOをワイド化+V5化したような印象で、YUKIKOを持っている方はぜひ頭の中で
フィーリングをイメージしつつ手にとってみてください。(ただし当然のごとく、音はうるさいです。)

これまでのV5搭載機のイメージを覆す、軽快なフィーリングをお楽しみください。


センターベアリングはCP-06 D9ボールベアリングです。
本来の性能を発揮するためには、Dif-e-Yo社コンケイブベアリング等の高性能ベアリングへの交換を推奨いたします。
またV5キャッチパーツ用のベアリングはサイズCフラットベアリングで、左右合わせ2個搭載されています。
ベアリングの交換、その他パーツの取り付け・取り外しは自己責任にてお願いいたします。

レスポンスパッドはCP-09 ブレードアタックパッド(エコノミー)です。予備のパッドが2枚同梱されています。

回転ブレについて、V5システム搭載機として問題無いと判断した個体のみを出荷しています。
回転ブレの有無・程度はメーカー基準です。
製造・組立・出荷の過程で小さな傷、汚れ、色ムラ、加工跡等が発生する場合がありますが、製品仕様となります。
ポッティングキャップを剥がしても性能は向上しません。

*V5 system of Gairyusen used with permission of Team Pre King.


追加情報

メーカー:
シュトルム・パンツァー
スタイル:
ストリングトリック
重量:
61.2 g
直径:
55 mm
幅:
45 mm
ボディ素材:
アルミニウム+ポリカーボネート
レスポンス:
ブレードアタックサイズ
ベアリング・軸:
Dサイズベアリング(標準は凹型)
バインド:
要バインド

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