2013年もたくさんの新しいデザインが市場に登場してきました。その中でもおおまかに分けるといくつかの形状に分けることができます。
ワンドロップが2013年を振り返り、2014年の新しい形を模索していく意欲的なデザインワークの一つとしてベンチマークシリーズはリリースされます。新機種の発売、というよりは新しいデザインコンセプトを練っていく過程をユーザーと共有して新しい体験をもたらす、というスピニングアートの活動の一環とも言えます。スピンギアでも、ぜひこの体験を皆さんと共有していきたいと考えています。
1)サイドエフェクトを付けたリーズナブルな価格のヨーヨー
2)ヨーヨーの”標準的な”形を具体化したデザイン
この2つのアイディアからベンチマークシリーズは生まれています。ベンチマークの名前の通り、次世代ヨーヨーの規格をテストするためにこの機種は生まれているとも言えます。
3機種を同時にリリースして毎年、その年のトレンドに応じて内容を変えていく予定です。
2013年のベンチマークはV型、O型、H型です。
次に3つのヨーヨーはすべて同じ直径、重量、幅とスペック上は同じになっています。形と重量配分のみが違いとなります。
もしすべてのヨーヨーを試すと重量や直径の違いではない重量配分の違いで感じる重さの違いや、形の違いで感じる投げ出しの感覚の違いなど自分の好みやヨーヨーの設計についてより深い造詣を得ることが可能になります。何となく知られていたその違いを明確に体験することが出来ます。
このシンプルな目的を達成するために、レーザー加工もなく、加工のプロセスも極力共通化し、コストを削減しています。
ユーザーに全く新しい体験をもたらす可能性を秘めたベンチマークシリーズ、ぜひ3つとも揃えて違いを体験してみてください。
O-基本的な形状。自然なラウンド形状は競技シーンでは使用者が減りつつ有りますが、手にした時の感覚が手にフィットするため、根強い人気のある形状です。トレンドに左右されず、自分の好みを強く持つ人に人気のデザイン。ベンチマークOは伝統的なハイエッジのラウンドバタフライではなく、現代的なデザインにリニューアルされたバタフライです。
H-2段階ストレートバタフライ形状が生まれる以前に重量配分を工夫して生まれた競技用デザインの一つのスタンダード。今なお根強い人気で回転力、低抵抗、動かしやすさを兼ね備えたデザイン
V-ストレートバタフライとも言われる競技用ヨーヨーの代名詞ともなったデザイン。ラウンド形状だった伝統的なバタフライシェイプを大胆にカットして生まれたデザイン
2013年も独特のデザインセンスでヨーヨー界に色を添えていたOneDropに今後も期待です。