三段動画一覧再生リスト

 

おすすめこまは目安です。見本動画にもあるように、上級者は3段もすべてツバメで行うことができます。ただ難しいこまで新しい感覚を身につけていくよりはこまが選べる時代なので、やりやすいこまで感覚を身に着けてから一つのこまで全部できる、という段階を経ていくほうが変な癖もつかずまた近道です。練習や努力に近道はないですが効率の良い練習方法、理にかなったこま選びというのは怪我なくスマートにマスターしていく上でのひとつのやり方だと思います。


ゆびのせ

別名:90度、こまを空中に投げ指の上に、こまを斜めにのせる。5秒以上。

けん玉を皿に載せるときと同じであまりこまを高く上げるとキャッチしにくい。紐を引き上げて、自分の胸のあたりで止まる高さで引き上げる練習をしよう。部屋の中でやると最初は危ないので天井の高いところか、外で練習をする。手に汗をかきやすい人は手をサラサラにして置くことを忘れずに。どうしても難しい場合は手ぶくろなどの工夫もしてみよう。こまがおちると前に転がっていくので道路に面したところでは絶対に練習をしない。壁に向かって練習をすると落ちたこまが壁ですぐ止まるので練習の効率が良くなるぞ!

新段位認定から指に乗せる位置に縛りがなくなったので、つまみぐい(フック船長)のように引っ掛けてもよいし、従来どおり、上に乗せるでも良い。ただし指でないところで受けるのは失格(回すのも)。具体的には手の甲や、人差し指と親指の間の水かき部分(ここは手のひらの一部であって指ではないという判定)。指であれば親指や人差し指の表部分でもよい。

おすすめこま:ハヤブサ太刀ー金属リングの安定感と角軸のストッパー機能で指から落ちにくい


ツイスト往復

こまを手の上でまわしたまま、腕をひねりあげる。上下往復させる。

体の柔軟性も求められるトリック。準備体操もしっかりしましょう。失敗する人の多くが、体を中心にこまを動かしてしまうので、予期せぬところでこまが姿勢を変えてしまい、スタンドアップをしながらこまの姿勢を制御しつつ体をひねるという動作に陥りがちです。

そうならないために、こまを中心に、体を動かしていくと、こまの姿勢は変わらずに、ツイストが行なえます。イメージとしては透明なエレベーターチューブがあるところで、こまはまっすぐ上がって降りていくだけ、を行えるようにします。失敗するパターンの多くはこまが螺旋階段を上り下りするように水平方向に対して大きくこまが動いてしまっています。

体が柔らかくない場合は力技でこまの姿勢を立て直しながらじっくり行っていくようにするのが良いかと思います。

おすすめこま:ハヤブサ太刀ー角軸で手の上での空転時間が長くまた金属のリングの安定感で姿勢が変わりにくいので技が行いやすい


こしかけ

ひものせの腰型

ひものせの要領で腰の後ろに乗せる。最初から腰の後ろにかまえて、投げ上げて、右手から紐を左手でたぐり、拾いに行く。こまをまえから後ろに投げて取ると位置が変わりすぎて難しいので、こまは上下させるだけで左右前後には動かさず、こまを離した位置でキャッチするようにしよう。投げ上げすぎると難しさが増すのとこまが壊れやすくまた大きく跳ねると思わぬ事故や怪我の原因にもなるので注意。真上に引き上げを失敗して人のいる方向に飛んで行くこともあるので最初は回りにだれもいないところで練習しよう。

ひものせ系はこまが前に転がっていくので転がっていく方向に壁やこまが転がっていかないための板を置くなど工夫して練習しよう。

おすすめこま:Mozuー的が大きく、また角軸で止まるため、落ちにくい。乗せるのが苦手な人は長い軸のつるで載せていく感覚をマスターするのもよい


つなわたり往復

右~左、左~右のつなわたりを連続で行います。渡らせるひもの長さは肩幅以上

どちらの手からでも良いので左右の手を往復。このときにきちんと両方の手の上に着地させること。ギリギリまで行って、手に載せずに戻るのは別の技になります。

こまの回転方向でこまが走る向きの場合はやや登る感じと(右利きの場合は左から右)、滑らせる場合はやや下る感じと意識して左右の手で高低差を作るとよい。常に下るようにするとこまの軸の回転で走っていくときに勢いが付きすぎて取りにくい。また高低差がありすぎても行いにくいので15°~30°の間で調整しよう。

こまの姿勢制御が完ぺきにできておくのがポイント。

おすすめこま:Mozu、ハヤブサ太刀ー回転力が必要になるので金属リングがついた機種が有利


トランポリン

ひものせから空中へこまを投げ上げる。連続3回

頭の上以上に跳ねるのが要件。なので腰の高さのあたりから跳ねるよりは顔の高さくらいから跳ねていくのがよい。紐の上に乗っているときは歳差運動でこまが回ってしまうので自分も回る。連続してぽんぽんと行うとこまの姿勢が大きく回ることはないのでかえってやりやすい。

おすすめこま:ツル(長軸)ー大きいこまで長い軸なのでまとが大きく、載せやすい。また傾きも横の状態では簡単には変わらないので練習にはよい。


初日の出

つなわたりの途中で3秒静止。最後は手でまわす

旧段位認定にあったバックオーライのバリエーション。こまを太陽に見立て、途中で静止させる。最後にどちらかの手に渡りきり、5秒以上回す。けん玉のような厳しい静止は取らないまでもこまが揺れた状態では静止と言えないのできちんとこまを止める。またひもをたるませすぎてVにするのは初日の出とは言えないのでそこも注意(こまの重さで自然に折れているくらい(20°前後)がベスト。

おすすめこま:ハヤブサ太刀ーこまに重さがありコントロールしやすく、回転時間も長い。


大車輪

頭の上を一周まわす

右手の上にこまをのせ、ひもを外側から当てる。こまを落としながら紐に載せ、そのまま遠心力を使いこまが落ちないように1周させて最後は手に戻す。強すぎても弱すぎてもこまが落ちたり向きが変わるので、絶妙なコントロールが必要。回転を感じ、回転に逆らわず、回転に身を任せよ。最終的には人独楽一体で大きな螺旋の動きの中で行っていく感覚。旧段位では6段だった技ですが、ハヤブサなど角軸搭載機種の登場で難易度が下がりました。上級者はもちろんツバメでもできますが、練習ではこまが飛んで行きにくい、引っ掛かりのある角軸搭載の機種を使用するのがおすすめ

おすすめこま:ハヤブサ、ハヤブサ太刀、Mozu