中国、香港行ってきました。

 

先週末から今週にかけて中国、香港へと行ってきました。ヨーヨー事情や見てきたものを紹介できればと思います。通常海外へ行く場合、見本市、工場視察、現地のメディア出演などのパターンが有るのですが今回は6日間の滞在で全部のパターンをこなす詰め込んだスケジュールでした。

広州のキッズチャンネル、TVS5の番組に久々の出演だったのですが、背景がLEDスクリーンになっていて立体的なセットが作り込まれていました。中国はLEDスクリーンや看板が日本以上に普及して活用されているのですが、ここでもその威力を感じました。スクリーンの活用と、クロマキー撮影のCGの組み合わせで、テレビの世界は昔ながらの木で組まれた塗装されたいわゆる”セット”はどんどんなくなっていくんじゃないでしょうか、、、なんて思いつつ

今回の撮影は少し特殊でした

こんなものがメイク室に置かれてました、、、

初日に衣装合わせてマスクをして、ちょっと中国風の衣装を来て、謎マスク。そこから24個のチュートリアルをとりました。カメラが8台あってハイスピードカメラも回っていたので仕上がりが楽しみです。

2日目にアイドルの曲の前と最後にフリースタイルでコラボをするという謎企画が発動。しかも前日に曲を聞かされて2分53秒から最後まで、みたいな指示。んー。

なんとかやりきるものの、後ろの人達の動きが分からない中やってるのでどういう見え方になっているかはちょっと不安です。この番組自体は11月から2ヶ月間程度、24個のチュートリアルと合わせて紹介されていくということです。

撮影中、久々に局の偉い人にもあってまた今後も色々できればいいというような話もしてきました。12月に次の分の収録で再訪予定です。

そして撮影を終わらせて速攻、広州の問屋街へ!広州は商業の中心地にもなっていて中国全土のあらゆるものが集まって問屋街を形成しています。その中でもおもちゃは中国最大のメーカー、Auldeyが本拠を構えるほか主要な会社が集中していて問屋街も充実しています。

いまはアウディの火力少年王の6シーズン目の放送が始まっているということでヨーヨーも色々なところで見かけます。中国の中堅ブロックメーカー(LEGO互換)、ダイアモンドスターがいつまには半分ヨーヨーやさんになってました。

帝格はハンドスピナーでもヒットを飛ばしていたブランド。使いやすさよりもおもちゃ感を優先にした子ども狙い撃ちデザイン

↑一見オリジナル風ですが勝手にキャラクターを流用した昔の駄菓子やでもあった引き物のヨーヨー。見た目は素晴らしいですがクオリティーは100均のヨーヨー以下。でもきちんとベアリングが入っているのが中華クオリティ

中国のおもちゃのトレンドで日本でもそうなのですが、とにかく何にでもキャラクターをつければ売れるという風潮が蔓延しています。日本はハイパーヨーヨーがバンダイには珍しく、キャラクターを排除した、スキルトイの楽しさで純粋に売るスタイルですが、中国は人気キャラを載せたキャラグッズとして発売してます。

何にも影響を受けてなさそうな独創的なコマヨーヨー。ハブスタックになってて軸もまわります。メタルボディとプラキャップという豪華な構成。コンケイブベアリングのバインド使用ともはやどこを向いて設計しているのか分からない中、おそらく何処かから流用してきているクオリティが中途半端に良いキャラクター。仕入れてこれないですがこういうものを見て回るのが好きです。

お金のためだけに作っている愛の無いパチモノもそれはそれで好きなのですが、このコマヨーヨーのように謎のクオリティーの高さと独創性が感じられる商品は設計者に想いをはせて楽しめます。

 

と思ったよりも長くなってしまったので今日はここまで。この後まだまだ続く問屋編、工場での打ち合わせからの香港メガショーと続きます。

続き 中国問屋街レポートその2